令和3年4月6日


閣議後定例記者会見


冒頭発言

 おはようございます。今日は窓を開けていただいてありがとうございます。
 今日はこちらから1件お知らせがございます。
 今朝、ホストタウン関係府省庁連絡会議を行いました。
 会議においては、まずホストタウンの登録申請の受付時期を、オリンピック競技を受け入れるものについては6月末、パラリンピック競技を受け入れるものは7月末、これ最終締切ということにいたしまして、それぞれの開会式までに登録を行っていただくということ。
 二つ目に、東京大会に出場するロシア人選手については、ロシア連邦ではなく、ロシアオリンピック委員会を代表する選手として扱われるものの、引き続き、ロシア連邦を相手国とするホストタウンの登録継続及び新規登録を行うこと。
 三つ目に、大会時に来日する選手等がホストタウンを直接訪問することが難しい場合には、住民と選手との交流をオンライン等を活用して行うことで代替可能とすることについて、この会議で了承をされました。
 東京大会まで残り、オリンピックまでですが、108日ということになりました。
 各ホストタウンへ向ける選手との受入体制、万全のものにするために、国としてもしっかり支援をしていきたいと思います。
 こちらからは以上です。

質疑応答

(記者)
 昨日大阪府の方から、組織委員会に正式な申し出がありまして、大阪市の聖火リレーは中止される方向ですが、大阪市のランナーに対する代替措置が、明日にも組織委員会の方から発表されるという見通しで、代替措置に関して大臣はどうあるべきか、ご所感をお願いします。
(大臣)
 私も詳細は伺っておりませんが、まず代替措置をお考えになったということは、一つ本当にありがたいことだと思っております。
 お一人お一人のランナーが、一年間延期の間、自分は走れるのだろうかという思いを持って待っていただいていたと思いますし、すごくいろいろな人生の思いを込めて聖火をつないでいただいてきておりますので、どのような形かでランナーや、あるいはその支えている皆さま方が、一緒にその瞬間を体験することができることを願っております。
(記者)
 おはようございます。すみません1件、先ほど韓国の聯合ニュースのほうで、北朝鮮が新型コロナウイルスの影響で、東京オリンピックへの参加をしないと考えを示したという報道がありました。
 国として正式に参加をしないと表明したとすると、東京オリンピックとしては初めてのことであって、平和の象徴であるオリンピックに一つの国が参加しないということについて、今時点での大臣のお考え、受止というのをお願いします。
(大臣)
 報道は拝見をしましたので、今、詳細は確認しております。
(記者)
 今後もしかすると、こういう国が相次いで……。
(大臣)
 どういう事情かよく分かりませんので何とも申し上げられません。
(記者)
 昨日愛知県に聖火リレーが入りまして、大都市ということもあり、沿道でかなりの密集が発生したようです。
 大臣としての受止と、今後の対応などあればお話しください。
(大臣)
 私も正直ちょっと多かったなという感想がありまして、一番最初に訪れた大都市と言ってもいいかなと思います。
 大都市の中でも一番の繁華街が一番密でしたので、やはりここから大都市を走り抜ける場合には、これまでもやってきていただいておりますが、さらに、例えば片側通行止めにしていただいて、広く見ていただけるスペースを取っていただくこと、また、狭くなっているところは、大変恐縮ですけれども、何らかの規制を強化していただくこと、あるいはもう割り切って、公道ではないところに移すなどの対策を今一度、この大都市中心部においては検討し、また対策を徹底していただきたいと考えております。
(記者)
 聖火リレーの密集の件で、関連でお聞きします。
 長野県内すでに終わっておりますが、観客の数が増えるなどの密集した場面が地方でもございました。
 一方、聖火ランナーを先導ようにスポンサーとなっている大手企業が大型車で走行するなど、あと拍手での応援を求めるなど、ダンサーらが沿道にタオルを配布するなどしておりました。
 沿道の住民からは、こうした演出、コロナ禍でふさわしくないのではないか、であったり、より密な状況をこのスポンサー側の演出が煽っているのではないかという指摘も沿道の住民からございました。
 聖火リレーは各地で続きますが、密集への対策や演出方法を改めるなど、スポンサー側に何か求める考えは現時点でございますでしょうか。
(大臣)
 私どもの側から何か、特別今ということは考えておりませんけれども、とにかく各県の実行委員会と、それから組織委員会の間で、この点については密対策ということの中で、しっかりご議論をいただきたいと思います。
(記者)
 ホストタウンの関連でお聞きします。
 事前合宿地で様々な事情で誘致を断念するという自治体が出てきていますけど、今政府の方で、どれぐらいの自治体が、そういう事前合宿について断念しているというような把握をされていますでしょうか。
(大臣)
 恐縮ですが、誘致を断念するのと、事前合宿を断念するのは別のことなんですが、どうお答えすればいいでしょうか。
(記者)
 事前合宿の実施を断念する。
(大臣)
 事前合宿の実施を断念するのは、相手国の事情もおありになって、相手のある話なので、ホストタウンそれぞれお話し合いをいただいて、それ以外の形での交流を深めていただければと思っております。
(記者)
 数は把握されていないということでよろしいですか。
(大臣)
 そうですね、まだ流動的だと思います。
 かなり直前まで実は我々まだ、パラなんかは特に合宿をやりたいので合宿先を探してくれというご依頼を受けておりまして、自治体も自分たちのキャパシティーを考えて受けるか受けないかということを逡巡されている所もあるものですから、私たちとしては、引き続きホストタウンを受けていただけるところがあるかどうかというようなことを、いろいろと、全国の自治体、ブロックを分けて、担当がおりますので、協議をしているところです。
(記者)
 競泳の池江璃花子選手が日本選手権で優勝されて、さらに東京五輪への出場を決めました。
 これについての受止をお願いします。
(大臣)
 本当に大きな勇気を与えてくれました。素晴らしい勝利だったと思います。
 そして同時に、同じように闘病されている方、白血病だけにとどまりません。様々な病気と今闘っておられる方にとって、これほど勇気を与えてくれる勝利はなかったと思います。
 まだ他の種目もございますので、本当に池江選手はじめ、今回代表内定された皆さんにお祝い申し上げるとともに、さらなる挑戦と飛躍を期待したいと思います。
 本当に池江選手には感謝を申し上げたいと。
(記者)
 一部報道で4月10日、11日の水球のテストイベントの中止が決まったという報道がありますけれども、その辺についての。
(事務方)
 飛び込みですかね。
(大臣)
 水球はもう延期は決まってますが。5月ですね。
(記者)
 すみません、水球の。
(大臣)
 ちょっと確認します。水泳連盟の競技が多いので。
(記者)
 ではちょっと質問を変えさせていただきます。
 水泳関連のテストイベントが三つありまして、飛び込みと、そのあとアーティスティックスイミングと、それからオープンウオータースイミング。
 それぞれFINAの方から、政府の水際対策の問題で開催できないというような通達がございましたけれども、その辺について、大臣のお考えについてお伺いできますでしょうか。
(大臣)
 FINAは先週の金曜日の時点で、FINAのホームページに、この大会、FINAが主催しているテストイベントについて、現在検討中であって、来週発表するという方針を示しています。
 ですので、私たちも開催に向けてしっかり審議していきたいと思います。
(記者)
 選択的夫婦別姓の関連なんですけれども、自民党の氏制度の在り方に関するワーキングチームを2日以降開いたと思います。
 一部には最終的に論点整理にとどまるのではないかという見方もありますけれども、担当大臣として、今後どのような議論を期待していますでしょうか。
(大臣)
 党のことですので、私が何か申し上げるのはちょっとはばかられるのですが、ただ、どうも法務省が呼ばれているところを見ると、具体的な制度の検討をしているんだなという印象を持って受け止めております。
 
                
 以上