令和3年2月2日
閣議後定例記者会見
冒頭発言
冒頭1点お知らせがございます。
このたび、DV相談件数について、お配りしているとおり、昨年12月までの件数を内閣府のホームページにおいて公表いたしました。
全国の配偶者暴力相談支援センターと、昨年4月に内閣府が開設した新たな相談窓口である「DV相談プラス」に寄せられた相談件数を合わせますと、令和2年4月から12月は14.7万件で、前年同期と比べて約1.5倍となっております。
引き続き状況を注視するとともに、しっかりとした対応を進めてまいりたいと思っております。
私からは以上です。
質疑応答
(記者)
政府は東京都を含めた地域に発令されている緊急事態宣言を延長することを決めました。
このことへの受止をお願いします。
それと、感染の拡大が収まらない中、東京オリンピック・パラリンピックの開催する意向に変わりはないのか、改めてご説明ください。
(大臣)
緊急事態宣言については、昨日の会見において菅総理が申し述べられたとおり、政府として、引き続き、感染拡大の防止に全力で取り組んでまいりたいと思います。
東京大会については先日、1月28日でしたけれども、森会長とIOCのバッハ会長が電話会談されました。
安全・安心な大会を実現するために、改めて、緊密な連携の下で、大会の準備をしっかりと進めることが確認されたと承知しておりまして、今年の夏に開催する方針に変わりはありません。
政府としては、新型コロナウイルス感染症対策を万全にして、引き続き、安全・安心な大会の開催に向けて、IOC、そして大会組織委員会、東京都などと緊密に連携して、大会に向けた準備を進めていきたいと思います。
(記者)
大臣の母校の後輩でもいらっしゃる田中将大投手が、8年ぶりに日本球界の楽天に復帰しまして、30日の入団会見で、オリンピック代表に選ばれるように頑張りたいと、北京では4位で悔しい思いをしたので金メダルを取りたいと意欲を語りました。
大臣からも、田中投手への期待や、野球の日本代表への期待をお願いします。
(大臣)
大変嬉しく思っております。
今年の3月で東日本大震災から10年という節目でもあります。
東日本大震災のときに大変な御苦労をされて、そして、楽天イーグルスで非常に地元の仙台をはじめ、東北の皆さんのために全力を尽くして社会貢献をされていたという姿を見てきましたので、またそういった田中選手が日本に帰ってきてプレーをするということ、非常に喜ばしいと思います。
駒澤大学附属苫小牧高校の後輩でもありますので、最初、1年生のときに入学をしてきて、当時の校長先生に「すごい選手が来たので見に来てくれ」と言われて、駒大苫小牧の野球場グラウンドに見に行ったことを思い出すんですけれども、非常に目が輝いていたなという、目力がある選手だなと思ったのは印象的でした。
私も3年連続決勝、甲子園を見させていただきましたので、いい思い出を作っていただいたなと思っています。
東京大会の野球に「ジャパン」として選ばれるのであれば、是非出場して金メダルをと言っていただいた言葉というのは、非常に重みがありまして、これからの日本の将来の子供たちのためにも、是非先頭に立って、東日本大震災から乗り越えた日本の姿を、田中選手を中心として先頭に立って見せていただけたら、多くのファンの皆さんに力、希望、勇気になるのではないかなと思っております。
(記者)
オリパラ担当の田野瀬副大臣について、昨日辞任と、それから自民党を離党されましたけれども、大臣のお考えを教えてください。
(大臣)
非常に、昨日お話を聞いたときには大変驚きました。
田野瀬副大臣が副大臣の職を免ぜられ、新たに丹羽副大臣が着任されるということとなりました。
国民の皆様に御不便や御苦労をおかけしている中で、このような対応があったということは誠に遺憾ですし、また、内閣の一員の行動として極めて軽率であったと考えております。
今後、内閣、あるいは政治家として、多くの皆さんに信頼されるような行動をしていかなければいけないと改めて感じているところです。
以上
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