令和3年1月26日


閣議後定例記者会見


冒頭発言

 冒頭1件お知らせがございます。
 昨日、性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター及びDV被害者支援団体へのオンラインヒアリングを行いました。
 コロナ下でどのような相談内容が増えているのか、コロナ下の相談の特徴はあるか、また支援体制の課題はあるかなどについてお話を伺いました。
 具体的には、自宅に居場所がない若年女性が、SNSなどでつながった相手から薬物の入ったお酒を飲まされ性被害に遭うケースや、被害者の低年齢化が進んでおり、発達段階に応じた生命(いのち)を大切にすること等の教育が必要であること、仕事を失った夫から暴力を振るわれているケースや、女性の貧困が深刻化しており、食べ物を買うお金がない、相談に来る交通費がないといった相談があったことなどをお伺いしました。
 新型コロナウイルス感染症の感染拡大が続いており、再び緊急事態宣言も発令されたことから、引き続き状況を注視するとともに、対応を強化する必要があります。
 性犯罪やDVの被害に遭われた方、生活に困窮された方が一人でも多く相談や支援につながることができるよう、関係省庁とも連携して、相談窓口の周知徹底や被害者支援の充実に取り組んでまいります。
 私からは以上です。

質疑応答

(記者)
 新型コロナの関連で1問質問させてください。
 政府は、組織委員会、都とコロナ対策調整会議で12月に1度中間報告をおまとめだったと思うんですけれども、その後、感染状況もひどくなって、緊急事態宣言が今出されています。
 今後の新たな検討課題と、またスケジュール感がありましたら、お伺いさせていただきたいと思います。
(大臣)
 昨年の12月の会議において中間整理を取りまとめたところでありますけれども、夏の大会を、安全、そして安心に開催するために、出入国管理や検査・医療体制、会場運営等の幅広い課題について、この中間整理を踏まえた検討を進め、引き続き、必要な対応を確実に実施していくこととしております。
 また、今後のコロナ対策調整会議については、内外の感染状況等も踏まえて適切に判断をしていきたいと思っております。
 引き続き、安心・安全な環境を確保することを最優先に、東京都や大会組織委員会、IOCなどと緊密に連携して、この夏の、今年の夏の大会に向けた準備を万全に進めていきたいと思っております。
 
                
 以上