令和2年12月4日


閣議後定例記者会見


冒頭発言

 冒頭1件お知らせがございます。
 ホストタウンの第25次登録として、一昨日、新たに3件登録しました。
 これにより登録件数は439件、自治体数は510、相手国・地域数は2つ増えて181となりました。
 新型コロナウイルス感染症の影響が継続する中、精力的に相手国・地域との交渉を継続していただき、交流を開始されることに感謝したいと思います。
 引き続き、全国のホストタウンには大会に向けた準備をお願いしたいと思います。
 私からは以上です。
 

質疑応答

(記者)
 2点ございます。  まず1点目、東京大会のコロナ対策について。
 今週水曜日の調整会議で中間取りまとめが行われました。
 特に選手については原則四、五日間隔での定期的な検査を実施するなど、負担が考慮される部分もありましたが、この中間報告への受止と、また、海外の観客の受入や、観客上限など、多くの部分が来年春への先送りとなって課題も複数残っている中で、今後どのような検討が必要と考えられているか、大臣の御所感をお願いします。
(大臣)
 先日12月2日に、第6回の調整会議におきまして中間整理が取りまとめられました。
 この中間整理では、アスリート、大会関係者、観客の3つのカテゴリーについて、入国、輸送、会場等の場面ごとに新型コロナウイルス感染症への対策を整理しました。
 特に東京大会の主役であるアスリートについては、最優先で検討を行ってきたところであります。
 出入国や感染症対策、行動ルール、検査、保健衛生・医療・療養機能、パラアスリートの感染防止策等の点について方向性を示すことができたと考えております。
 御指摘の検査については、出入国時の検査のほか、入国後も、アスリート等に対して、選手村における原則96から120時間間隔のスクリーニング検査や試合前の検査など必要な検査を実施すること等を中間整理において明記いたしました。
 検査の実施方針や、観客の取扱いを初め、引き続き、その取扱いの詳細を定めていく必要がある課題もありますので、今後とも東京都や大会組織委員会などと緊密に連携して、来年の大会に向けて必要な対策の具体化を図ってまいりたいと思っております。
(記者)
 もう1点すみません。大会の追加経費の負担についてお伺いします。
 今日の三者会談で協議されるということですけれども、一部で国がおよそ700億円だったり、都が1,200億円、組織委が1,100億円から1,000億円などと報じられている部分もあり、これについて今大臣からお話しいただけることがあればお願いいたします。
(大臣)
 本日の16時30分より大会組織委員会の森会長、東京都の小池知事とお会いいたしまして、東京大会の追加経費の負担に関してお話しをする予定です。
 三者会談の前ですので、やはりその内容についてはこの場でお答えすることは差し控えたいと思いますけれども、来年の大会に向けて、安心・安全の大会となるように、有意義な議論ができることを期待しています。
(記者)
 男女共同参画第5次計画の原案のほうで、選択的夫婦別姓の部分について、記述が政府においても必要な対応をすべきといった内容にとどまっています。
 これまで制度の導入に前向きな姿勢を見せてこられた大臣として、どういうふうに考えられていますでしょうか。
(大臣)
 この選択的夫婦別氏制度の問題については、非常に様々な意見があります。
 自民党でも現在議論が行われておりますし、やはりそれぞれの考え方というものがあっての計画になっていくものでありますので、引き続き多くの皆さんの声を聞いて、しっかりと前に進めていくべきだと私は思っております。
 特に、一昨日ですけれども、ユースの団体の代表の方に直接お会いして、わずか4日ほどの間に集まった署名が3万人を超えておりました。
 特に、代表の方に直接お話を聞きましたけれども、現行の制度は愛し合う男女が家族になりたいという思いを妨げているという意見をお聞きしまして、若い世代が将来に展望を持って希望を実現できる社会にしていくことが大変重要であると、私は改めて実感をいたしました。
 それぞれの国民の間に様々な意見があると承知をしておりますし、それぞれの政党にも御意見があると思っておりますけれども、私としては、やはり誰ひとり取り残さないという視点を大切にしていかなければいけないと改めて感じているところです。
 
                
 以上