令和2年11月17日


閣議後定例記者会見


 

質疑応答

(記者)
 2点お伺いしたいんですけれども、1点目が、昨日IOCのバッハ会長と菅総理が官邸で会談をされました。
 その中で、来年の東京大会の成功に向けて決意と協力を確認したと思います。
 大臣も同席されていましたが、改めて受け止めや成果をお願いします。
(大臣)
 昨日バッハ会長による総理への表敬が行われまして、私も同席をさせていただきました。
 表敬では、来年の東京大会開催を必ず実現し、安全・安心な大会の成功に向けて、今後とも緊密に連携していくということで一致いたしまして、極めて意義のあるやりとりであったと認識をしております。
 来年の東京大会の成功に向けて、大会の関係者が一丸となって準備に取り組んでいくところでありまして、私としても、所管する大臣として、このような総理とバッハ会長の非常に前向きなやりとりができたということは大変心強くて、また嬉しくも思いましたし、同時に身の引き締まる思いでその場にいさせていただきました。
 引き続き、安心・安全の東京大会の実現を目指して、関係各所、そしてIOC、組織委員会、東京都、連携をして、しっかりと準備に取り組んでいきたいと強く感じました。
(記者)
 もう1点ですが、昨日バッハ会長が会見で、海外の外国人アスリートには母国でワクチンを接種してきてほしい、もしワクチンが入手可能になった場合はIOCの方でその負担をする気持ちがあるということで御発言がありましたが、アスリート出身の大臣から、こういったアスリートに関するワクチンへの発言についての受け止めをお願いいたします。
(大臣)
 新型コロナウイルス感染症の世界的な制圧に向けては、ワクチンの果たす役割というのは大変大きなものであると理解をしておりますが、WHOやIOCの間ではワクチンを開催の条件にした事実はないと承知しております。
 バッハ会長の発言というのは、ワクチン開発が順調に進んでいる状況を受けて、アスリートのためにも安全・安心な大会を実現したいという意欲を示されたものだと思っております。
 アスリートに関しては、やはりそれぞれ希望することによって。
 まずは医療関係者の方、しっかりとワクチンが行き届かなければいけない、そういったそれぞれの関係者の方。
 それからアスリートにワクチンの枠が回ってくるとするならば、希望する方は受けるということになるんだと思います。
 スポーツドクターとしっかりと相談をするというのは、今までのワクチンとアスリートの関係性がありますので、そういったところはそれぞれの国のスポーツ団体がお決めになると思いますけれども、やはり安心・安全ということを考えていきますと、東京大会に向けて、バッハ会長のそういったお気持ちというのが、ワクチンにかける思いでもあるのかというふうに私は受け止めました。
(記者)
 ありがとうございます。
 
                
 以上