令和2年11月6日
閣議後定例記者会見
冒頭発言
冒頭1件お知らせがございます。
この度、内閣府では、性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センターの上半期4月から9月までの相談件数の速報値を取りまとめましたので、御報告いたします。
お手元にお配りしておりますけれども、令和2年度の上半期の相談件数は2万3,050件となりました。
これは前年同期を2割近く上回る件数でした。
性犯罪・性暴力被害者支援については、被害直後からの医療的支援、法的支援、心理的支援が極めて重要であり、引き続き、性犯罪・性暴力被害者のための交付金等により、ワンストップ支援センターの相談・支援体制の充実に努めてまいりたいと思っております。
以上です。
質疑応答
(記者)
2つあります。
まず1つは、ホストタウンなどの各自治体に示されるコロナ対策のマニュアルについての指針なんですけれども、これは今、現状どのようになっているのか。
10月中にも何かしらの形で示すというお話もありましたけれども、その現状を教えてください。
(大臣)
ホストタウンの自治体ですとか、事前キャンプ地にどのようなコロナ対応をしていただくのかということについて、東京大会における新型コロナウイルス感染症対策調整会議において今検討をしているところです。
政府としては、選手団等の受入れに関わるマニュアル作成の手引きを作成してホストタウン等の自治体に提示するとともに、各自治体での受入れ体制の整備が円滑に進むように支援していくこととしておりまして、手引きについては、調整会議における議論や地方自治体からの意見等も踏まえて十分に検討した上で公表させていただくということにしましたので、少しお時間をいただくことになっております。
観客等についての議論をこれから調整会議で行っていくに当たりまして、さまざまな要望といいますか、問い合わせというものがホストタウンからも来ておりますので、やはりしっかりとしたものを作成してお渡ししなければいけないと思っていますので、その点について、少しお時間をいただくことにしました。
できるだけ早く取りまとめて手引きを提出したいと思っております。
(記者)
体操の国際大会についてお尋ねします。
今週末開かれる大会ですけれども、そのために各国から選手が日本に入国しました。
今回は14日間の待機を求めない代わりに行動制限をする中で練習も開始されているという段階ですけれども、今のところまでを見られて、水際対策であったり、その後の入国後の行動制限であったり、その点、大臣としてどう評価されていますか。
(大臣)
明後日8日の日曜日に、世界体操連盟が日本体操協会と共催して体操の国際大会を都内で実施予定であると承知をしております。
非常に万全な対策を、日本に入国をされる前からしっかりとした感染症対策に取り組んできていただいて、そして、水際対策あるいは行動計画というものも、しっかりとマニュアルを作成されての万全の態勢で臨まれているということで、今後東京大会本番に向けた、あるいはテストイベントに向けていく中でのその前に、そういった大会を実施していただけるということは非常にありがたいことでありますので、国際体操連盟に感謝をしながら、政府といたしましても、今後こういった経過、あるいは検証というものをしっかりと見据えた中で、次に役立てていければと思っております。
(記者)
支援センターの相談件数についてですけれども、増加の背景と、具体的に政府としてどういうふうにサポートしていきたいかを改めてお願いします。
(大臣)
やはり、今までもこういった相談件数を取りまとめてはきたんですけれども、今回改めて公表をさせていただいたのは、やはりどれだけこのコロナ禍において、特に女性に対する性暴力ですとか性被害というものが、暴力があるかということをやはり多くの方々に御理解いただいて、いかに私たちがしっかりと政府として支えていかなければいけないかということだと思っております。
今後、性犯罪・性暴力の被害者に対して、心身の負担を軽減するために、被害直後からの相談を受けて、医療的な支援、心理的な支援など、可能な限りしっかりと実施をしていかなければいけないと考えております。
以上
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