令和2年10月2日
閣議後定例記者会見
冒頭発言
冒頭私から２件お知らせがございます。
まず１件目です。
ホストタウンの第23次登録といたしまして、一昨日、新たに２件登録しました。
これにより、登録件数は432件、自治体数は503、相手国・地域数は２つ増えまして176となりました。
新型コロナウイルス感染症の影響が継続する中、精力的に相手国・地域との交渉を継続いただき、交流を開始されることに感謝したいと思います。引き続き、全国のホストタウンには、大会に向けた準備をお願いしていきたいと思います。
続いて２件目、新型コロナウイルス感染症に伴い、ＤＶが増加、深刻化しております。
ＤＶ対策には、ＤＶに悩んでいる方が最寄りの相談窓口に相談しやすくなるよう、今般、全国共通の電話番号について、覚えやすく利用しやすい短縮番号を導入します。
新しい番号は♯8008です。
「はれれば」で覚えていただきたいと思います。
この新しい電話番号は、本日から、政府広報でも、しっかりと発信をしてまいります。
配偶者等からの暴力で不安や辛さを感じたら、一人で悩まず、「はれれば」に相談していただきたいと思います。
また、周りでＤＶ被害に困っている方がいる場合には、是非この電話番号を共有していただき、一人でも多くの方が相談・支援につながることができるように、御協力をお願いしたいと思います。
メディアの皆様におかれましては、一人でも多くの被害者が助けにつながるように、積極的に情報発信をお願いをしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
私からは以上です。
質疑応答
（記者）
杉田水脈議員が先日の発言について党から口頭注意を受けた後に、昨日になって発言を認めました。
これについて、党の処分ですとか、本人の対応が適切だったかどうか、大臣のお考えをお聞かせいただきたいのと、杉田議員の議員辞職を求める署名を集める方々が橋本大臣にもその署名を受け取ってほしいとされていますが、これを受け入れる考えはありますでしょうか。
（大臣）
まず最初に関しては、杉田議員御本人からブログで発言を確認したということと謝罪がされたということを私も見させていただきました。
党の判断というのは党にお任せするということであると思いますので、私からのコメントは差し控えたいと思いますけれども、杉田議員はそういう意図ではなかったという話もブログに書かれておりました。
杉田議員も私も同じ思いといいますか、目的とするところは、やはり今こういう状況の中で困っている、そして悩んでいる、そういう方を、一人でも多くの声を拾い、お聞きし、そして助けていくというのがお互いに意図する仕事だと私は思っております。今後すべての議員が、一人でも困っている方たちが不快のない、そういった思いをしないように、そして全力でその対応に当たっている全国の職員の皆さん、そういう方たちの努力に敬意を表しながら、しっかりとこういった問題に取り組んでいくということ、性暴力や、あるいはそういった犯罪、そういったものが一日でも早く根絶されるように、一丸となってやっていくべき問題だと改めて私は今感じております。
また、もう一つの署名の件ですけれども、現在そのような話は私のところにはまだ来ておりません。
（記者）
五輪の代表にも内定している瀬戸大也選手ですが、不倫騒動で、代表の主将を辞退したり、ＪＯＣのシンボルアスリートについても辞退されています。
これについて、大臣の受け止めをお願いします。
（大臣）
ＪＯＣのシンボルアスリート、あるいは東京オリンピックの競泳日本代表選手団の主将を辞退されたということは承知をしておりますけれども、水泳連盟、そしてＪＯＣ、オリンピック委員会が適切な形の中でお決めになることだと私は思っております。
今後はアスリートとして、やはり多くの国民の皆さん、あるいは瀬戸選手を目標として頑張ってこられている青少年のアスリート、そういった皆さんに、またさらに強い姿でしっかりと頑張っていただけることを期待しております。
（記者）
杉田水脈議員が、ブログでは発言を取り消して謝罪したんですけれども、記者会見などで説明などはされていなくてまだ真意がよくわからないというような意見もありますけれども、そういった対応についてはどうお考えでしょうか。
（大臣）
国会議員は国民から選ばれた方たちでありますから、やはり議員本人がしっかりとした説明責任を、求められればこれからもしっかりとされていくものではないかと私は思います。
（記者）
日本学術会議の一部会員を総理が任命しなかったことに批判が出ていますが、大臣は権力と学問の関係性の観点からどのようにお考えか、受けとめをお願いします。
（大臣）
この日本学術会議の会員については内閣総理大臣が任命することとされておりますので、所管外ですので私からは控えさせていただきます。
以上
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