令和2年6月26日
閣議後定例記者会見
質疑応答
(記者)
来年の東京大会の簡素化に向けて、IOCが各IFに対して競技会場の収容人数の削減や使用期間の短縮といった案を提示しました。これについて、大臣の受けとめをお願いいたします。
(大臣)
この東京大会については、6月10日に開催されたIOCの理事会におきまして、安心・安全、そして費用の削減と簡素化というこの3つの原則が確認されたということでありまして、今後各IFと協議をしていくということになっておりましたので、それが今まさに具体的な調整が進められているということであると思います。
今後、このロードマップに沿って一定のものが決まっていくことになると思いますので、その時点でまた、政府として、IOC、組織委員会、東京都、そしてそれぞれIFということになりますけれども、しっかりと連携を取っていかなければいけないと思っているところです。
(記者)
関連です。こちらのIOCが出した案については、何か大臣のお耳に入っているものなどはありますか。
(大臣)
いえ、ないですね。今のところはロードマップが示されまして、今後例えば政府としてしっかりと取り組んでいくべきことの1つの感染症対策、これには秋以降にしっかり検討していくということでありましたので、順を追って示されていくことに、しっかりと注視しながら寄り添っていきたいと考えています。
(記者)
追加なんですけれども、海外でもプロスポーツが再開してきていますが、テニスのジョコビッチ選手であったり、アメリカの大リーグの複数の選手もコロナの感染が確認されています。改めて、来年の東京大会に向けて、感染防止の難しさであったり、何か大臣が感じられていることがありましたらお願いいたします。
(大臣)
感染されている選手のことを、一日も早い回復を祈るばかりであります。日本でも、プロ野球等を初めそれぞれ開始をしていただいておりますけれども、見る方にとっても、やはり選手が感染するということは非常に心配だと思いますので、見る方、する方、「見る人、する人、支える人」とよく言いますけれども、そういった方たちが、しっかりとそれぞれのことも思いながら感染症対策というものの万全を期して大会を開催するということは、責務だと思います。今回、こういった事態があるということを承知した上で、しっかりとした感染症対策というのは多くの方に御理解をいただいた上でやっていかなければいけないなと、改めて感じました。
以上
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