令和元年11月8日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言
 おはようございます。私から冒頭1件、お知らせがございます。本日、重要インフラ分野を対象としたサイバー演習「2019年度分野横断的演習」を開催致します。今年度は14回目の開催となりまして、過去最大の約5,000名の参加を見込んでおります。この演習は重要インフラ事業者等の障害対応体制の強化を図るためのものですが、今回は東京大会期間中を想定したシナリオの下、演習を行う予定でありまして、私もこれから開会式に出席を致します。私からは以上です。

2.質疑応答
(記 者)
 ロシアのドーピング問題についてお伺いします。ロシアが世界反ドーピング機関WADAに提出した検体データに改ざんの疑いが持たれていまして、WADAが近くロシアの反ドーピング機関の適格性を判断することになります。これまでの状況から、ロシアの東京大会参加が厳しいとの見方も出ているんですけども、このドーピング問題が東京大会に及ぼす影響などについて、大臣の御見解をお願いします。
(大 臣)
 モスクワの分析機関のデータに不整合な点があったということについては、今月の4日に開催されたWADAの常任理事会の会議の中でのことですので、亀岡副大臣がこの常任理事会に出席をしていただいておりますけれども、そういった問題があるということは承知をしております。今後、東京大会に向けて参加する、しないというのは、まだこれが正式に決定をしているわけでは全くないものですから、今後WADAにおいて、RUSADAに対する措置の検討が引き続き行われていく、これを文部科学省と連携をしながら、WADAの審議というものを注視していきたいというふうに思います。やはり東京大会は、どの大会もそうですけれど、クリーンな大会にしなければいけないということが基本にありますから、ここのところは私もアスリート時代からこのドーピング問題にずっと関わってきておりますけれども、やはり公平、公正な下で選手がしっかりと東京大会に向けて全力を尽くしていける環境を作っていくということ、これが一番大切だと思っています。
        
 以上