令和元年10月29日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言
 おはようございます。よろしくお願いします。

2.質疑応答
(記 者)
 トップ選手とのですね、対立が表面化している全日本テコンドー協会なんですけれども、昨日、臨時理事会を開きまして、外部の有識者4名による組織運営の検証及び新役員選任に伴い総辞職する案を、決めたわけでございますけれども、協会内で収束がつかずですね、第三者委員会とも言える立場の有識者が、入る事態に発展したことについての大臣の御所感と、さらに、今後期待することがあればよろしくお願いします。
(大 臣)
 昨日、臨時理事会が行われて役員総辞職ということは報道で知りました。アスリートファーストの観点から、やはり特に来年の東京オリンピック・パラリンピックを控えている中で、しっかりと協会内が選手やあるいは現場のスタッフですね、そういった関係者が納得のする形でしっかりとした体制を、ガバナンスコードにのっとって体制の再構築していただくということが、一番望ましいことですので、それを期待したいというふうに思っております。
(記 者)
 明日からのIOCの調整委員会についてなんですけども、今、報道でトップ級の会談というのが報道されているんですけども、実際もちょっとこう、あるのかないのかも含めて聞きたいという点と、もし可能であれば、具体的な日程や国としてどういったことをですね、その場で伝えていきたいのかということをお答えいただければと思います。
(大 臣)
 トップ級の会談ですか。
(記 者)
 国、今報道されているのはIOC、組織委員会、東京都。国、政府の立場として、はい。
(大 臣)
 明日から始まる調整委員会で議論が行われるということを承知しております。国として出席をしてほしいということはまだ決定されているとは聞いておりませんので、調整委員会の方から要請があれば、それは担当大臣として出席するべきというふうに考えておりますけれども、今はそういった会談が行われるかということが決定されたとは承知していませんので、いずれにしても明日からの調整委員会でどのような話合いをしていくかということを、注視したいというふうに思っています。
(記 者)
 今のところ大臣が出席して発言する場とかというのは、予定はされてないっていうことですか。
(大 臣)
 ないですね。
(記 者)
 分かりました。
(大 臣)
 今決定されているのは、明日から始まる調整委員会での冒頭の御挨拶だけです。
(記 者)
 分かりました。
(記 者)
 一部報道で、東京オリンピック・パラリンピックで、大会関係者にはしか等のワクチンを無料で接種するという、との対策が報じられましたけれども、どのような人を対象にしてどのようなワクチンを接種できるようにするのか、現在の検討状況をお願いします。
(大 臣)
 今、東京大会を迎えていく中での安心・安全ということの確保のための感染症対策というのは、極めて重要です。政府としては、今年の8月に策定した、2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた感染症対策に関する推進計画に基づいて、組織委員会、東京都関係者と緊密に連携をして、風疹、麻疹に関する特別対策を含めた感染症対策というものを、確実に今、進めていくというところです。選手ですとかあるいは組織委員会のスタッフですとか、そういった特別にオリンピック・パラリンピックに関わる重要な方々に対してそういう対策を、事前にしっかりとやっていくということで、考えてやっています。言わば訪日外国人と接する機会が非常に多い方々ですとか、感染した場合に大会運営に大変な悪影響を及ぼしてしまう可能性のある方々といった方が、対象になるというふうに考えています。
(記 者)
 先程のマラソンの札幌の件ですけれども、札幌に開催が決定した場合の費用負担について、国として負担するお考えがあるのかというのをちょっとお聞かせください。
(大 臣)
 あくまでも大枠合意のまま変わってはいないです。東京都、組織委員会、そして開催都市という開催の自治体ですね。そういったところでどのような負担を配分されていくかということ、これも調整委員会で話し合われていく内容だというふうに思います。
(記 者)
 別件ですけれども、外務省が、旭日旗に関する韓国語の説明をホームページに載せるという一部報道がありましたけれども、大臣の評価や受け止めをお願いできますか。
(大 臣)
 オリンピック・パラリンピックは、スポーツの祭典だけではなくて世界最大の平和の祭典でもありますので、その開催で国際的な相互理解や友好関係を増進させるものということで、どのようなことがこれからなされていくかということも含めて、オリンピック開催、パラリンピック開催に支障が来さないような状況の中で、対応していきたいというふうに思っております。
        
 以上