令和元年9月6日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言
 御質問がありましたら、どうぞお願いします。

2.質疑応答
(記 者)
 東京大会のチケット購入で点字対応がないというような報道が一部でありましたけれども、この件について大臣の受け止めをお願いいたします。
(大 臣)
 はい。そういう報道がなされていることを私も読みました。組織委員会では、東京大会チケット購入において専用ダイヤルの設置、あるいはホームページの音声読み上げ対応によりまして、視覚が不自由な方でもチケットが購入できるよう配慮しているということを聞いてございます。点字での情報提供は、全ての人に配布することが難しくて、また、チケット情報など変更が多い情報をリアルタイムで提供することができないということから、取り入れてないということだそうでありますが、今後ですね、チケットの二次募集等もございますので、いろいろとまた検討していただけるものではないかと思います。どういう対応ができるか、英知に懸かってると、そういうことだと思っています。
(記 者)
 日本人名のローマ字表記についてお伺いします。閣僚懇談会で、政府の文書は原則として姓・名順にということを確認したそうですが、東京大会で日本人選手の表記を姓・名順に変更するために、国際オリンピック委員会にガイドラインの改定を求めることについて、大臣のお考えを。
(大 臣)
 これにつきましては、先程、閣僚懇談会で、御指摘のように柴山大臣から発言がございました。もう既に平成12年に文化庁の方から一つの方針が示されて、十分配慮してくれということで、必ずしもそれがきちっとなっていないんじゃないかと、今後、政府の公文書については姓・名でやってほしいという改めてのですね、要請があったところでありまして、今後の対応ですけれども、内閣官房を中心に検討していくと、そういうふうに聞いております。オリンピック・パラリンピックの表記はどうなのかということにつきましては、御指摘のとおり、IOCのガイドラインにおきまして規定をされております。オリンピックにおける取扱いは、こういったIOCのガイドラインによって決められますので、今後ですね、関係者の意見も踏まえながら対応をされるべきものであると、そういうふうに思ってます。
(記 者)
 暑さ対策の関連で1件お尋ねしたいんですが、国交省や東京都が進めているあの遮熱性の舗装について、専門家からですね、確かに路面の表面温度は下げるんだけれども、光を反射する分、路面の上の空間の温度や暑さ指数は、通常のアスファルトよりも逆に上昇したり、熱中症のリスクを高めるんじゃないかというような指摘が出ています。こうした指摘が出ていることに対する受け止めと、政府として今後何か対応する方針があるのかどうか、その辺りお願いします。
(大 臣)
 私も報道で知らされまして、どういうことなのかなということで、いろいろ事務方からも話を聞きました。確かに路面は、10度ぐらい低くなるということで、恐らく足首辺りとか、その辺りまででしょうか、その辺は効果があるけれども、1.5メートルとか、こうなると、遮熱性のものとそうじゃないものと特に優位性がないのではないかと、こういうことなんですが、今まではですね、アスリート・観客にやさしい道の検討会というところで、そういう検証をしておりますが、実際にマラソンランナーに走っていただいたときに、遮熱性の方が走りやすいというような評価だったということも併せ聞いております。ただ、いずれにしても、片やそういうような話も出ておりますので、今、国交省の方で、どういうデータの取り方しているのか、どういうような実験といいますか、そういうのをやったのか、そういうことを今お伺いをしているというところでありますので、その結果を待ちたいと思っています。
(記 者)
 パラリンピックのチケットの締切りが9日にあると思うんですが、今後の盛り上がりに対する意気込みと、あと大臣自ら何かチケットを購入されたものがあったら教えてください。
(大 臣)
 まず後半の方からいきますと、9日までに是非チケットを申し込みたいと思います。まだ申し込んでいません。今までもパラスポーツいろいろ観戦をさせていただいて、車いすバスケットなんかをですね、実際何試合か観戦をしまして、大変面白いと思っています。したがって車いすバスケットを中心にですね、9日までに申込みをしたいなと、こういうふうに思っています。いずれにしましても、パラリンピックが成功して初めて、トータルとしての東京大会が成功することになるということは、常々申し上げてきたことでありますし、何をもってパラリンピックが成功したことになるのかというとですね、幾つもそれはあるんだと思います。運営の仕方とか様々、一つだけじゃないんですが、その中でも重要なことは、スタジアムをなるべくいっぱいにして、フルスタジアムにしてですね、みんなで応援すると、そういうことができればすばらしいことでありますので、是非多くの国民の方々にもチケットの抽選申込みをしていただきたいと思っています。
        
 以上