令和元年6月25日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言
 おはようございます。私の方からは特に発言ございませんので、質問ありましたらどうぞ。

2.質疑応答
(記 者)
 今週のG20について、IOCのバッハ会長が来日してスピーチをするという予定が発表になりましたが、各国の首脳が集まる場で会長がお話をされることへの意義について、どのようにお考えでしょうか。また、併せて、大臣自身がG20に合わせて来日されるバッハ会長や各国の首脳と会談をされたりとかいう予定はございますでしょうか。
(大 臣)
 バッハ会長がG20に出席をされまして、29日に開かれるランチミーティングでスピーチをされるということを、私も承知をしているところでございます。東京大会の約1年前となるこの時期に日本で開催されるG20の場で、バッハ会長がスピーチをされるということは、大変意義深く歓迎を致したいと思います。私自身は今回バッハ会長、その他の首脳の方々とお会いをする予定はありません。
(記 者)
 8月のオリンピックの団長会議というのがあるんですが、ここに北朝鮮体育次官の入国を認める方向で政府が調整しているというような報道ですとか、あるいは8月の世界柔道に北朝鮮の選手の入国を認める方向で調整中な報道が出ていますけれども、現在政府としてどのような状況なのか、既に認める方向で進んでいるのか、改めてお伺いします。
(大 臣)
 現時点ではまだ確定をしていないと承知を致しております。そういう報道があることは私も知っておるところでございますが、一般論として申し上げれば、オリンピック・パラリンピック、これはスポーツの祭典ということでありますが、世界最大の平和の祭典でもあるということでありますから、できるだけ多くの参加が得られること、これが望ましいことである、そういうふうに考えております。今の時点ではコメントは差し控えさせていただきたいと思います。
(記 者)
 すみません、もう一点別件なんですが、昨日のIOC総会で、26年の冬季五輪の開催都市がミラノとコルティナダンペッツォに決まりました。開催計画なんかを中身を見ると、非常に既存施設の活用が進められていて、東京大会が進めたコスト削減というような流れが、今回の冬季五輪の開催都市決定に引き継がれているような印象を受けるんですけれども、大臣、今回の開催都市の決定について御印象ですとか御所感あればお願いします。
(大 臣)
 まず、今回2026年冬季オリンピック・パラリンピックがミラノ、それからコルティナダンペッツォに決定したということで、まずは関係の皆様方にお祝いを申し上げたいと思います。今御指摘のとおり、これからオリンピックという大きな競技を開くことについては、やはり財政の面が大きな課題だということは、これは間違いないわけでありまして、いかに必要以上、巨額なものにならないようにするかという努力が必要だと思います。そういう中で既存の施設を使うということ、これはもう極めて重要なことであるわけでありまして、2020年東京大会でもその思いを準備を進めているところだと、そういうふうに承知を致してございます。また、もう一つは、そこの開催するに当たって、そこの住民の方々、国民の方々の支持というのが、これも極めて基本的に重要なことと思います。このイタリアにおきましても、いろいろそうした国民の皆さんの支持が高かったという報道も私も聞いておりまして、そうした機運の盛り上がりということが大会開催には重要な要素になると、そういうふうに改めて感じたところでございます。18年は平昌、22年は北京、アジアでの開催が続くわけで、3大会ぶりのヨーロッパの開催ということで、大会の準備が円滑に進んで成功されることを、心からお祈りを申し上げてるところであります。
     
 以上