令和元年6月14日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言
 おはようございます。冒頭、私の方から特に発言することございませんので、どうぞ御質問ありましたら。

2.質疑応答
(記 者)
 東京大会に向けた暑さ対策についてお伺いします。暑さ対策も含めた対策の実効性や課題を検証するためのテストイベントの検討状況が月内にまとめられるとなっておりますが、今後、どういった点に留意して対策を進めるべきとお考えか、改めてお考えをお聞かせください。
(大 臣)
 暑さ対策、とても重要なことであると、そういうふうに思っておりまして、ハード、ソフト両面で進めなければいけないと思っております。まず、ハード面でいえば、路面温度の上昇を抑制する遮熱性舗装、こういったものも、特にマラソンのコース、競歩のコースなどにきちっと整備をするということもございますし、それからソフト面では、日本の暑さ、気温だけではなしに、湿度も高いというふうな特性がございますが、そうした日本の暑さにふなれな外国人向けの熱中症等関連情報の発信、また、外国語でも対応できるような救護体制の整備、こうしたことをハード、ソフト両面で進めてまいりました。大会前最後の夏を迎えるわけでありますが、先月30日に開催されました「東京2020に向けたアスリート・観客の暑さ対策に係る関係府省庁等連絡会議」におきましては、次の3点の事項につきまして、関係省庁と東京都、組織委員会が連携して重点的に取り組むことといたしました。1点目は、今年の夏のテストイベントにおいて、会場内やラストマイルでの取組を検証して、暑さ対策の更なる強化を図る。二つ目として、特に熱中症への配慮が必要な障害者の方々などに対するきめ細かな対策を行っていくこと。三つ目といたしまして、全43競技会会場周辺の暑さ指数の計測結果、あるいは2週間先までの気温予測などを活用しつつ、熱中症の予防、対処方法等の情報を国内外により効果的に発信すること。この3点について、重点的に取り組むこととしております。今年の夏の試行結果を検証した上で、次回の関係府省庁等連絡会議において、検証結果を関係者と共有して、大会本番に向けて更に対策を強化してまいりたいと思っています。
(記 者)
 2点目で、月末に大阪で開かれるG20について、一部報道でIOCのバッハ会長がG20に合わせて来日して会議に参加する意向を示されていて、政府と現在調整していると伝えていますが、事実関係について、現在把握されていることって。
(大 臣)
 外務省で今調整中であると、そう聞いておりますけれども、詳細について、私は報告を特に受けておりません。承知しておりません。
(記 者)
 G20についてお聞きします。世界各国から20カ国の首脳が来る予定です。東京大会をアピールする格好の機会だと思いますけれども、大臣として何か訴えたいこと、もしくはスケジュールなどについてお考えがあれば教えていただければと思います。
(大 臣)
 G20で関係閣僚が例えば環境問題であるとか、そういう会議を持つということはあるわけですが、財務大臣会合とか。特に私が今回、G20の会合に合わせて何か各国の首脳にお目にかかるとか、会談を持つとか、そういう予定は今のところございません。さっきバッハさんの来日の話も出ましたけれども、IOCとしてやはりそういう期間に、前でアピールしたいということもあるんだと思いますし、当然、そういうことは重要なことであるなと思っておりますが、私自身については特に予定はありません。
(記 者)
 一部報道で、2020大会期間中の輸送対策として、関係車両だけが走れる専用レーンを成田空港と東京臨海部に設ける方向で、最終調整に入ったというものがありましたが、今のところの検討について伺いたいんですけれども。
(大 臣)
 専用レーンについては、東京オリンピックを招致するときの立候補ファイルに記載をされていたということが出発点だと思いますが、今の東京都、組織委員会で検討をしているところだと、そういうふうに承知をしていますが、まだ最終的な形が決まったという報告も受けておりません。そういう検討を少し見守りたいと思っています。
 
 以上