令和元年5月10日

閣議後定例記者会見

1.冒頭発言
　おはようございます。冒頭、１件お知らせを致したいと思います。本日から１２日にかけまして、武蔵野の森総合スポーツプラザにおきまして、天皇杯第４７回日本車いすバスケットボール選手権大会が開催されます。私も最終日の１２日日曜日に行われます決勝戦を視察し、表彰式にも出席をさせていただく予定です。この大会は、天皇杯、皇后杯のパラスポーツ５種目４大会のうちの一つであって、令和になって初めて開催されるパラスポーツの天皇杯と聞いております。また、東京パラリンピックの車いすバスケットボール競技会場であります武蔵野の森総合スポーツプラザで開催される日本一決定戦ということで、白熱した試合や、観客の皆さんの盛り上がりを見ることができるものと期待しております。詳細につきましては、事務方にお尋ねをいただきたいと思います。私からは以上です。御質問ありましたらどうぞ。
　

2.質疑応答
（記　者）
　東京五輪の観戦チケットの抽選申込みの受付の開始が昨日始まりました。ただ、一方でアクセスが非常に集中してつながりにくい状況ですとか、あるいはアクセスが多いことで、抽選の倍率がかなり上がって、実際に観戦したいけれども、観戦できなくなるんじゃないかというような危惧もあるわけなんですけれども、大臣として、チケット対応について、組織委員会に対して求めること等ありましたら、お聞かせください。
（大　臣）
　昨日から抽選申込みの受付が始まったということで、いよいよオリンピック・パラリンピック開催近づいてきたなということであります。初日でありますので、この申込みが殺到したということでありますが、一つはやはり出だしが鈍いとか、そうなるとこれは問題でありますので、そういう意味では大変盛り上がってきているんだなと、そういうふうに思っております。一方において、やはり申込みが集中したということで、アクセスがいろいろ支障があったということ、これも報道等で伺っております。これにつきましては、新聞やテレビでも報道していただいているところで、大変感謝しておりますけれども、申込みの締切りは２８日までということで、まだ時間もありますし、それから、これはあくまで抽選申込みであって、先着順で決まるものではないということ。こういうことも各社に報道していただいているということで、大変有り難く思っておりますが、国民の皆様にも、是非それを理解をしていただいて、余裕を持って申込みをしていただければと思います。我々もそういう周知に努めたいと思いますが、組織委員会に対して引き続き分かりやすい丁寧な説明ということをしていただければと、そういうふうに思っています。
（記　者）
　併せて、もう一点なんですけれども、先月、大臣、被災３県を訪れたときに、特に宮城県からホストタウンの観戦チケットを手配してほしいという話が村井知事から出されたと思います。ホストタウンのチケットについて、現状調整が進んでいること等ありましたらお聞かせください。 　あと、併せまして、これ復興ありがとうホストタウンだけに限るのか、それとも日本全国のホストタウンに範囲を広げていきたいと考えているのか、この辺り大臣としてのお考えをお聞かせください。
（大　臣）
　ホストタウン向けのチケットの枠ということについては、私が前にこの立場にありましたときに、ホストタウンの会議を開きまして、関係市町村の方からもそういう御要望を受けておりました。そのときから、組織委員会の方にはお伝えをしてございますが、今前向きに調整をしていただいていると、そういうふうに理解をしております。これは、復興ありがとうホストタウンに限定した話ではなくて、ホストタウン全てが対象になるということで、今話を進めていただいております。
（記　者）
　別の話なんですけれども、一部で報道されているんですけれども、先日オーストラリアであったスポーツの国際会議で、コストカットとか簡素化を進める東京オリンピックの組織委員会の方針に対して、複数の国際競技連盟から不満というか、異論のような声が出ています。できるだけ、無駄なところにはお金を掛けずということで、東京オリンピックは準備を進めていると思うんですが、簡素化について、ＩＦから十分な理解を得られていないのではないかというような印象も受けるのですが、今後、組織委員会等に対して、必要な対応について、どのように大臣お考えになるか、お願いします。
（大　臣）
　コストを削減すること、今後コストが大きく伸びないこと、これは重要なことであると思います。かねてから申し上げておりますとおり、コスト削減はすごい重要なんですが、やっぱりアスリートファーストの観点とか、それからレガシーをどう残していくのかという観点とか、そういうことはやっぱり踏まえた上で進めなければいけないと思っております。今回の夏季五輪国際競技連盟連合で出た意見というのは、何か演出のところについての御発言であったというふうに聞いてございますが、これについても、組織委員会から参加されました室伏さんが、会場演出は競技によって重視する点が違うということを指摘しつつも、各ＩＦと協力してそれぞれの競技にとって最高な形になるようカスタマイズしたい、こういうことを御発言されているということを聞いておりますので、そのラインで進めていただければいいんじゃないかと思っています。
　
　以上