平成31年4月19日
閣議後定例記者会見
1.冒頭発言
おはようございます。私の方からは冒頭ございませんので、どうぞ。
2.質疑応答
(記 者)
まず、1点目、今週の水曜日の交通輸送円滑化推進会議の中で、国が今年の夏取り組む公用車の使用の自粛であったり、具体的な取組が発表されました。各省庁の協力も必要ですが、改めて国としてどう音頭を執って、この夏の試行に取り組まれるか、お願いいたします。
(大 臣)
間もなく1年になるわけでありまして、この夏は来年のオリンピックの開催に合わせて、本番並みの交通対策をしっかりやっていこうということでありまして、まず、交通需要を削減するということ。それから、交通システムのマネジメントを検討する。これが2本の柱であると、こういうふうに思っております。交通需要を減らしていくということにつきましては、国民の皆さん、あるいは企業の御協力がなければ実現することができないわけでございますので、東京都、組織委員会と連携をして、こうした交通需要マネジメントをしっかりやってまいりたいと思います。それから、もう一つの交通システムのマネジメントでありますけれども、高速道路の料金所での交通制限、あるいは入口の閉鎖、こういうものを含めまして、混雑区間に流入する交通量を調整する方策、こういうものも検討していくつもりでございます。そして、先程、民間、国民の皆さんに御協力をお願いをするということを申し上げたわけでございますけれども、政府自らも、これはきちんと対応をしなければいけないわけでありまして、7月24日に当たっては、職員の方で働く方を5割程度これを少なくする、又は時差出勤していただく。それから、公用車の使用、こういうものを自粛する。そういうような自らの取組もしてまいりたいと思っております。
(記 者)
もう1点、今週ですが、競技の詳細日程が発表されました。また、昨日には大会チケットの販売サイトも開設されまして、いよいよ来月から抽選の申込みが始まります。大臣の御所感をお願いいたします。
(大 臣)
競技については、16日スケジュールが発表になったというわけでありますけれども、オリンピックの期間というのは限られておりますから、そういう中で関係方面と協議をされる中で、総合的な判断の中で、ああいうスケジュールが決められたと、こういうふうに思ってございます。競技スケジュールを見てみますと、毎日、少ない日もありますけれども、20種目程度の決勝戦が行われるということで、期間中通して、ずっと関心を集めるような、そういうわくわく感を持った大会になるようなスケジュールが組まれているんじゃないかなと、そういうふうに思っております。そういう意味で、関係の皆さんのスケジュール決定に当たっての、いろいろ御苦労があったと思いますが、敬意を表したいとそういうふうに思っております。チケットは昨日、公式チケットの販売サイト、それがプレオープンになりまして、いよいよ大会が近づいてきたなというような感じがしております。今回プレオープンした公式チケットの販売サイトでは、1人当たりの申込み上限枚数、それから競技スケジュールなどが記載されておりまして、国民の皆さんが大会観戦の計画を立てるに当たって必要な情報がそろっていると、こういうふうに思っております。大会成功のために、是非、競技場を観客の皆さんでいっぱいにしたいと、こういうことが大切であると思っておりますので、そういう意味でチケット販売は大変重要なものであると思っております。全国から多くの方が会場にお越しをいただきますように、組織委員会、東京都と協力をして、準備、機運醸成にこれからも尽くしたいと思っております。
(記 者)
本日、これから被災3県を訪問されることになるわけですけれども、大臣が大臣として行かれることは結構なことだという一方で、実際に問題発言をした櫻田前大臣ですとか、あるいは自らに任命責任があると明言した安倍総理が直接おわびをするのが筋じゃないかというような意見も聞かれているわけなんですけれども、この点についての大臣の見解ありましたらお聞かせください。
(大 臣)
私が本日関係3知事のところに行って、おわびを申し上げるわけでありますが、それはオリパラ大臣として、言わば政府を代表してという立場でございますから、そういう意味で、前大臣のことも含め、また総理のことも含め、政府を代表して、私の方からおわびを申し上げると、こういうことであります。
(記 者)
あと関連でもう1点なんですけれども、櫻田前大臣が体調不良ということを先日の会見で大臣おっしゃっていましたけれども、ホームページの方に自ら謝罪文という形で掲載をしております。とはいえ、一方で、直接公の場できちんと謝罪をする必要があるんじゃないかというような声も上がっているわけなんですけれども、現在、体調不良ということだとしても、いずれどこかのタイミングでそういったことをされるべきかどうか、この点についての大臣の見解をお願いします。
(大 臣)
櫻田前大臣、辞任をされまして、今は一政治家というお立場でございます。政治家のこの行動といいますか、どういうことをやるべきかというのは、それは政治家個々が考えて、御判断されることである、そういうふうに思います。
(記 者)
ちょっと、今の御質問と被るところがあるかと思うんですけれども、本日被災3県を訪問されるに当たっての大臣のお気持ちを、所感を教えていただけますか。
(大 臣)
先日就任を致しまして、直ぐに電話で被災3県の知事さんにおわびを申し上げ、またそういう経緯の中で私が再任されたということについて、お話をさせていただきました。しかし、電話でございますから、いずれ早いうちにお会いをして、直接御挨拶を申し上げたい、おわびを申し上げたいという旨もそのときに伝えてございます。調整がつきまして、今日行くことになりました。改めて、前大臣の不適切な発言によって、被災地の方々の心が傷つけられてしまったと。それが、今まで県も含めて、関係皆さんが復興オリンピックを具現化するために機運醸成、いろいろ努めてきたわけでありますが、それに水を差すということになった、これはもう残り500日しかありません復興五輪を実現する上で、大きな問題になってしまうわけでございます。そういう意味で、今日は率直におわびを申し上げ、それとともに、改めて復興五輪の具現化に向けての御協力をお願いをしたいと、こういうふうに思っております。それと同時に、再登板といえども、6か月間のブランクというものもございますので、改めて知事さんのお考えをお伺いしたいと思います。復興五輪を実現するためには、何か私どもの方から、こういうことでやってくれと、何か伝達をしてやるというのではなくて、それも方向性を示すという意味では必要でありますけれども、それと同時に、被災地の県、被災市町村の方からも、こういうようなことをやったらいいんではないかというようなアイデアとか、そういうものもあろうかと思いますので、今後、そうしたような被災地の気持ちというものを十分受け止めながら、被災県とともに連携をしながら、一緒になって復興五輪の具現化に努めていく、そういうことも申し上げながら、御協力をお願いしたいなと、そういうふうに思っています。どうもありがとうございました。
以上
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