平成30年12月18日
閣議後定例記者会見
1.冒頭発言
おはようございます。
私の方から特に今日はありませんので、何か御質問ありましたらどうぞ。
2.質疑応答
(記 者)
大会予算についてお伺いします。最終調整が進んでいるV3についてですが、去年とほぼ同じ水準になるということですけれども、今回のV3で更なる予算の圧縮が難しい理由についてお願いできますでしょうか。
(大 臣)
V3の予算につきましては、現在組織委員会で、公表に向けて精査をしているというところでありますので、現時点においての私からの発言はちょっと差し控えさせていただきたく思います。
以上でございます。
(記 者)
関連でお伺いしますが、大会まで残り2年を切る中で、今後、政府としても予算の圧縮というのは課題になると思いますけれども、今後どのように進めていきたいかというお考えについてもお願いします。
(大 臣)
国としては、開催都市である東京都と大会の運営主体である組織委員会の取組を支援する立場でございますので、これまでに様々な機会を通じて円滑な大会の準備に向けた取組を進めてきたところでございます。
引き続き、東京都や組織委員会と緊密に連携をとりながら、大会経費の効率化に向けて取り組むとともに、国が担う事業については一層の透明化を図るなど、また丁寧に説明してまいりたいなと思っております。
以上でございます。
(記 者)
昨日の調整会議で、聖火台の費用負担に関してお尋ねなんですけれども、昨日の調整会議では、費用負担に関しては引き続き協議をしていくということで方向まとまったかと思うんですが、一方で、東京都の小池知事が調整会議後に、聖火台、競技場に置く方は国が負担するという。それから有明に置くものに関しては基本的に国と組織委員会と、それから東京都で分担することになろうかと思うというような発言をされておりました。
費用負担に関してのあるべき姿といいますか、大臣としてどのように分担していくのが望ましいとお考えになっていらっしゃいますでしょうか。
(大 臣)
レガシーとしての聖火台につきましては、式典用の聖火台はスポーツ庁及び日本スポーツ振興センターで管理をされます。また、競技期間中の聖火台は東京都が管理することになりますので、これらの費用負担については、聖火台の具体的な検討の進捗に合わせて関係者間で協議を行い、決めていくことになると承知しているところであります。
(記 者)
本日の閣議の中で、防衛計画の大綱が閣議決定しました。従来の陸空海だけでなく、サイバー攻撃への防衛を強化、堅持する内容となっています。大臣としての所感をお願いいたします。
(大 臣)
新たな防衛大綱が閣議決定され、サイバー分野における対応を強化する方針が示されたことは重要な進展だと受け止めております。
引き続き、サイバーセキュリティー戦略に基づき、防衛省を始めとする関係省庁や産業界とも連携して、我が国のサイバーセキュリティーへの強化に向けた取組を進めていきたいと思っています。
(記 者)
先程、聖火台に戻るんですけれども、昨日大臣、「チケットを持っていなくとも見ることができるすばらしい場所が選定されたな」というふうにおっしゃっていたんですが、すばらしい場所だというふうに感じられる理由について、いま一度詳しくお聞かせいただけますでしょうか。
(大 臣)
昨日の調整会議においては、聖火台2台を設置されるということでありますが、設置場所が承認されたわけであります。
競技期間中の聖火台の場所は、これまでの検討を踏まえて、東京らしいすばらしい場所が選ばれたと受け止めておるところでございます。
選定された夢の大橋付近は、今回の決定で、競技期間中においてもチケットを持たない人々も観賞できて、東京大会を身近に感じることができると。そういったことで参加意識が持てるのではないだろうか、そんなふうに思っております。
また、若者に人気のスケートボード、あるいはBMX、自転車のアクロバットみたいな行われる有明地区と、トライアスロンやビーチバレーを行う台場地区につなぐ結節点にありますので、両会場からのアクセスが期待できるということでございます。
更に大観覧車やお台場の高層ビル群など、東京を代表する臨海部が背景となるため、テレビ中継を通じて東京のイメージを強く世界に発信することができるということから、東京大会を象徴するふさわしい場所ではないかと考えているところであります。
今後、IOCとの調整がスムーズに進み、了承されることを期待しているところでございます。
(記 者)
聖火リレーについてなんですけれども、東京都の聖火リレーについて、離島を回る際に聖火を瞬間移動させることが検討されているということです。そんなことをしてしまっていいのかというような意見もあるようですが、これについて、大臣としての受け止めをお願いいたします。
(大 臣)
そのような報道がなされているということは承知をしているところでございます。聖火の移動方法につきましては、組織委員会からはギリシャで採火した一つの火をつなぐ形態であれば、様々な方法があると聞いております。
東京では空路や海路も活用した離島も含め、都内すべての市区町村を回りたいと考えておられると承知しております。このため、様々な検討がなされていると思います。
いずれにいたしましても、東京都の聖火リレーは2020年の東京大会の直前の聖火リレーとなることから大いに盛り上がるものとなるように期待申し上げたいと思っております。
以上
|