平成30年11月27日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言
 おはようございます。
 冒頭1件、お知らせさせていただきます。
 11月の28日、29日、ANOC(国内オリンピック委員会連合)総会が開催をされます。国会日程等の諸般の事情が許せば、私は本日27日のJOC主催レセプション及び明日28のANOC総会開会式に出席をいたします。レセプションには、各国のオリンピック委員会関係者がお集まりになると聞いておりますので、お話しできることを楽しみにしているところでございます。また、レセプション会場には、内閣官房や各自治体によるホストタウンや事前合宿地・観光のPRブースが出店されるとのことですので、あわせて視察してまいります。
 私からは以上であります。
 

2.質疑応答
(記 者)
 先程、大臣からもおっしゃられましたANOCの総会に関連してなんですけれども、明日から開かれるANOCの総会には、参加するために北朝鮮の体育大臣が来日されます。大臣として、この機に面会などの予定があるのかどうかについて、お願いいたします。
(大 臣)
 金日国北朝鮮オリンピック委員会会長が入国予定者に含まれており、同委員長は体育相を兼務しているものと承知しております。いずれにいたしましても、詳細については、事柄の性質上、お答えは差し控えていただきたいと思います。
(記 者)
 実際に面会とかする可能性はあるということなんでしょうか。
(大 臣)
 ちょっとそれも含めて、差し控えさせていただきたいと思います。ただ、その予定としては、今のところはないということで理解していただくことです。
(記 者)
 関連してなんですけれども、北朝鮮は東京大会の参加に対して前向きな意向を示しています。大臣としては、北朝鮮とどのように向き合っていくお考えなのか、それについてもお願いをいたします。
(大 臣)
 それは、東京大会の北朝鮮の参加につきましては、まずはIOCと東京大会組織委員会との間で調整が進められているものと理解しておりますので、政府としては、その動向を注視していきたいという立場でございます。
(記 者)
 おはようございます。週末にバッハ会長、福島に来られまして、大臣も福島に行かれましたけども、実際にバッハ会長、福島訪問と総理との会談等を終えまして、どういう成果があったかと考えるか、大臣のお考えをお願いできますでしょうか。
(大 臣)
 バッハ会長がおいでになって、一緒に同席させていただいたりしたんですけれども、バッハ会長は野球とソフトの予定をされておりますあづま球場を視察したところでございます。
 また、地元では、ギャップ認証を行って、とっておられる果樹園の、まるせい果樹園さんのこととかを紹介させていただいてるところでございます。ギャップ取得後にいろんな、オリンピックにおいて、農作業が、事故が減ったり、いろんな面でギャップを取ることによってメリットがあるということをお話しさせていただきましたし、また、福島ではまだ依然、風評被害というものが存在してるように思われますので、風評被害をしっかりと払拭するような形でお話をさせていただきました。
 やっぱり福島のあづま球場の視察ということ、関係者との懇談をすることによって、総理もおいでになりましたし、復興オリンピック・パラリンピックに懸ける関係者の思いを共有できたんではないかなと、こんなふうに思っています。復興オリンピック・パラリンピックは、2020年の東京大会の最も大きなテーマの一つであろうかと思っております。被災地はもちろん、組織委員会や東京都とも連携して、復興の後押しと、復興を成し遂げつつある姿の発信に取り組んでいきたいなと、こんなふうに思っております。私のほかにも復興大臣とか御一緒させていただいております。
(記 者)
 先程の北朝鮮の体育大臣との具体的な面会予定はないとおっしゃったんですけれども、例えば、ANOCの総会の場ですとか、たとえば一緒になられる機会がもしあったら、大臣の方からお声掛けしたり、そういうやりとりはあるのでしょうか。
(大 臣)
 いや、私の方からお声を掛けるとか、そういう予定はございません。
(記 者)
 国会の方で、サイバーセキュリティ法案の審議が一応始まってはいるんですけれども、見てますと、国会の方、討論見てますと、どちらかというとUSBですとか、そこの話とかばかりで、法案の中身そのもの議論が余りなされてないように思うんですけども、そういった状況について、大臣として、率直な受け止めといいますか、思いがもしあれば、ちょっとお願いします。
(大 臣)
 その答えは機微に係ることなのですけども、でも、積極的に質問していただければ、それなりにどんどん答えているつもりでございますんで、少ないと言われるのは、やっぱり質問していただかなければお答えできませんので、そういった面はどんどん質問していただければ有り難いなと思っております。これからも質疑の充実に努めてまいりたいなと思っております。
 
 以上