平成30年11月16日
閣議後定例記者会見
1.冒頭発言
おはようございます。
冒頭1件、私の方からお知らせがあります。
諸般の事情が許せば、明日17日から18日まで大分県を訪問いたします。
18日、日曜日には大分県において、第38回大分国際車いすマラソン大会が開催されます。世界中から車いすアスリートが集まる世界最高峰の大会の一つであり、地元関係者が一体となった大会運営や障害者スポーツを契機とした共生社会の取組を視察してまいります。
そのほか大分県知事や大分市長、大分県内のホストタウンの市長等と意見交換させていただく予定でございます。
詳細は事務方にお尋ねいただきたいと思います。
私からは以上でございます。
2.質疑応答
(記 者)
先日大臣は、事前通告がなかったという発言についてなんですけれども、先日の会見では発言をめぐって大臣の方から謝罪がありました。その際に、9日の会見でも謝罪らしきことは言ったと話されていて、その内容について今日具体的な説明をされるということでした。その点についてお願いいたします。
(大 臣)
私としては、通告が全然なかったと発言したことについては、事実と異なることから、9日金曜日の会見において明確に撤回させていただきました。
私としては撤回の言葉の中に、おわびの意思を含んでいるつもりでしたが、十分な謝罪ではなかったと判断しまして、改めて13日火曜日の会見においてお詫び申し上げたところでございます。
(記 者)
撤回をされたという文言の中に、お詫びの意味も含まれていたという。
(記 者)
今のに関連しまして、大臣、国語辞書を拝見しますと、撤回という言葉には、国語辞書を拝見すると、取り消すこととか、消滅することという意味はございますが、そこの中に謝罪を含むような意味は、辞書の中には書いてないんですけども、大臣、その点どうお考えになりますでしょうか。
(大 臣)
私自身は、そういうものを含むというふうに認識をしてお話しさせていただいたということです。
(記 者)
オリンピック・パラリンピックも含めて、訪日客の増加に伴う感染症対策の強化で、国立感染症研究所がエボラウイルスなど危険なウイルスの輸入をした上で、対策の研究強化を進めるというふうな考えを昨日示したと思うんですが、感染症研究所のある東村山市の住民からは、ちょっと不安視するような声も出ていると思います。
大臣として、開催に向けて、こうした感染症対策のリスクや重要性というのはどのようにお考えになっていて、これから政府としてどのような対策、取組が必要かというところをお伺いしたいと思います。
(大 臣)
報道を通じてはそのようなことがあることは承知しておりますが、十分これからも状況を確認したいなというところでございます。
(記 者)
今回の週末の出張ですけども、大臣就任されてから初めてとなる本格的な地方出張になると思います。特に今回、五輪の開催地以外への出張となりますが、大臣、特にどういうところをしっかり見てきたいとか抱負があればお願いします。
(大 臣)
やっぱりセキュリティの問題とか、そういうような面を中心にしていきたいと思っておりますし、車いすマラソン大会でございますので、いろいろ注目されるところであると思いますので、いろいろ見てきたいなというふうに思っております。
スイス大使の会談とかも予定をしているところであります。いろんな面で、ガレリア竹町ドームですとか、そういったことも視察の場所に選んでおります。それから、ハーフマラソンなんかも要望しております。
(記 者)
大臣、今月末から東京でスポーツの国際会議、一流の国際会議が開かれると思うんですが、IOCのバッハ会長も来日されると思うんですけれども、東京オリンピックを控える中で、これだけの規模で国際的なスポーツ関係者が日本に集まる機会というのはなかなかないと思うんですけれども、今回の会議を、大会を控える前の準備状況を世界にきちんと周知する等々、いろいろ意義があると思うんですが、大臣としては、今回の国際会議の意義や効果みたいなものをどういうものを期待されているか。
(大 臣)
やはり大きな大会でございますので、先ほど言ったセキュリティの問題とか運営、準備、それらについて、しっかりと意見交換していきたいと思っております。よく来たら、いろいろな話を伺ってみたいなと思っております。
(記 者)
大臣、先日の国会で、大臣、野党側の質問に対して、サイバーセキュリティ基本法の改定案を担当されていますが、パソコンを使っていないという御発言をされたことについて、アメリカのワシントンポストを初めとする欧米のメディアから、日本のサイバーセキュリティ対策の責任者がそれでは不安だという報道が幾つか流れております。国境のないサイバー攻撃対策については、国を超えた連携や信頼関係というのがすごく大事になると思うんですけども、大臣、この発言について、諸外国に対してどう説明して理解を求めていこうというお考えでしょうか。
(大 臣)
今度、国会の事情が許せば、オリンピックのこともありまして、いろいろ、ロンドンとか、そういうところにも訪問する予定でございますので、安全対策、セキュリティの問題もいろいろ御意見を伺っていくつもりでございます。
そして、11月14日の衆議院内閣委員会において申し上げました、私自身はパソコンを日常的には使いませんが、事務所では当然パソコンを使って様々な事業をしているわけでありまして、それら利用することに対しては、セキュリティ対策、万全を期すよう、いつも指示しているところであります。サイバーセキュリティの職務を担当する大臣として、具体的な取組の内容にしっかりと目を配っていきたいなと、そう考えております。
(記 者)
1つ前の質問に関連してなんですけど、日本でスポーツの国際会議の御質問で、大臣、いろんな話を伺っていきたいと、お聞きしていきたいというふうにおっしゃられていたんですが、直接例えばIOCのバッハ会長なり、あるいはANOCの要人たちと面会される御意思があるということでよろしいですか。
(大 臣)
私自身はそういう意思は持っておりますが、最終的にそれはまだ決定はしておりません。
(記 者)
その際には、政府としての取組も当然紹介というか、報告をしたいという考えであるということで。
(大 臣)
そういう予定でございます。
以上
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