平成30年11月6日
閣議後定例記者会見
1.冒頭発言
冒頭発言なし
2.質疑応答
(記 者)
まず最初に、先日、東京都の環状2号線の迂回路が暫定開通しました。当初はオリンピック、2020年までに全線が開通する予定でしたが、築地市場の移転延期などでずれ込むという経緯をたどりました。オリンピック・パラリンピックの担当大臣としての受け止めをお願いいたします。
(大 臣)
東京都が整備を進める環状2号線のうち、豊洲から築地までの2.8キロメートルの区間につきましては、11月4日に暫定的に開通をいたしたところでございます。
今後、2020年度の当年の開通により、往復4車線の運用に先立って、2019年度末に往復2車線の地上部道路が開通する予定と聞いております。
その前提のもと、東京都及び組織委員会を中心に、大会輸送の円滑な実施に向けた検討が進められているものと承知しております。
政府としても円滑な大会輸送の実現に向けて、東京都、組織委員会等の様々な関係者とよく連携してまいりたいと思っております。
以上です。
(記 者)
昨日、国会で大臣として、初答弁をされました。
中では、質問と回答がかみ合わないようなところも見受けられましたが、大臣として、どのような感想を持たれたのか、お願いいたします。
(大 臣)
私としては、大概、国会質問で通告がどんなことを聞きたいという通告があるんですけど、全然通告がなくて、何にもよく分からない、接触禁止ということの中で、ちょっと残念な議会だと、こんなイメージでございます。
(記 者)
具体的に、その通告がなかった内容というのはどういったものだったんでしょうか。
(大 臣)
ビジョン、と理念、コンセプト、三つのコンセプトってあるんですが、そういったことについて、簡単なこと、そういうことを通告でといえば、気持ちよく言えたんじゃないかなというふうに思います。
(記 者)
ありがとうございました。
(記 者)
今の質問とちょっと関連するんですけど、予算立ての話、昨日、国会で結構ありました。
それで、オリパラ事務局として、8,011億円、会計検査院から指摘された分、仕分をしたと、あれは支出分です。
これまで5年間の支出分について仕分をしたと。
これから、予算立てのみならず、支出の段階でも公表していくということを一つ対応策で掲げられていると思いますが、一方で、実際問題、各省庁がオリンピック・パラリンピック関連というふうに銘付けると、ある意味でげたを履かせると予算が通りやすいという状況もあるわけで、この点について、オリパラの担当大臣として、各省庁に、その部分を省いても事業を精査させるのか、それはもちろん財務当局との話合いもあると思うんですが、そのあたりはどういう形でやっていこうとお考えでしょうか。
(大 臣)
昨日の参議院の予算委員会においても、蓮舫議員からも御指摘いただいたんですが、東京大会に関連する政府の施策について、しっかりとコスト意識というものを持って取り組むべきだという趣旨のことを述べていただいたと思うんですが、大会というものが、国民に理解を得られるような支出については、逐一縮減と効率化ということを念頭に進めて、国民の皆さんに透明性というものを常に持って取り組みたいな、こんなことを思っています。
(記 者)
直接かかわる部分に関してはそういう形でいいと思うんですが、実際、本来、行政目的である程度、大会にも資する部分に関して。
(大 臣)
そういう純粋なオリンピックでなくて、ほかの目的にも使えると、そういう予算も取り込まれていたわけです。
気象衛星だとか、それはオリンピックのために調べるのもいいんですが、それはオリンピック以外にも使えることです。
(記 者)
気象衛星に関しては多分関連性が低いという形で、ABCのCに位置付けられていると思うんですけれども、私が今申しているのはBのところで一番、ある程度関連すると。本来行政目的なんだけれども、大会にもある程度資すると。ここの部分に関して、要するに各省庁なり、財務当局に対して、オリパラのげたを履かせなくても事業として成立するかどうかを再検討するとか、そういうことを少し、もちろん一義的には各省庁と財務当局のやりとりにはなると思うんですが、オリパラの経費を、オリパラ関連という、ふわっとした言い方の経緯を削減するという観点からすると、そこについて物申すお考えは、大臣にあるのかどうかをお尋ねします。
(大 臣)
またげたを履かすという言い方はあれなんですけど、げたがどの辺のところであるのかが、ちょっと精査はさせていただきたいなと思いますし、またやり方については、今後検討していきたいと思っています。
(記 者)
話題変わりまして、一部報道で、北朝鮮の体育大臣が、今月28日から29日に都内で行われる各国オリンピック委員会連合の年次総会に出席する意向を日本政府側に伝えてきたという報道がございます。大臣の把握している、この件の事実関係と、また北朝鮮の高官が入国することになるわけですけれども、その検討状況についてもお願いできますでしょうか。
(大 臣)
私は全然承知してません。全然知らないです。
(記 者)
すみません、関連です。
そういう報道も出ていますが、それも承知されていないということですか。
(大 臣)
その報道も承知しておりません、私は。
(記 者)
関連で。
(大 臣)
ニュースじゃなくて、皆さんから聞いたことは知ってますけど、報道については、何だか人を通じて知ってます。
(記 者)
もう一点関連で。
北朝鮮をめぐってはIOCのバッハ会長が、今年の3月にキムジョンウン朝鮮労働党委員長と会談しまして、東京五輪について、北朝鮮選手団の参加に向けた協力を要請しています。
今回の閣僚級の入国と同様に、独自制裁で北朝鮮国籍の入国は現在禁じられているわけですけれども、大臣として北朝鮮の東京五輪への参加について、どのようにお考えでしょうか。
(大 臣)
そこが私は承知してないので、何とも言えないです。
(記 者)
大臣、確認ですが、承知していないというのはバッハ会長が北朝鮮側に協力を要請したことも御存じないということですか。
(大 臣)
私は直接聞いておりません。
それで政府として、官邸とか外務省とか、そういう官房、政府の官房とか、そちらで決めることだと思いますんで、私の方では特に、とやかく言う内容ではないか、言えないかと思ってます。
(記 者)
大臣は東京五輪に向けた政府内の総合調整を担当されているということですけれども、この件に関しては、総合調整の範囲外ということなんでしょうか。
(大 臣)
いや、総合調整は総合調整ですけれども、それはこの範囲外だと思っています。そういうことについては、外務省だとか官邸だとか、いろいろな面で検討されるべき課題だと思っていますし、その範囲内で我々は総合調整するということで認識しております。
(記 者)
昨日の国会での答弁を受けて、野党側の攻勢も強くなってますけれども、今後どのような姿勢で臨みたいというふうに大臣はお考えでしょうか。
(大 臣)
すみません、もう一回。
(記 者)
今後、国会答弁、どのような姿勢で臨みたいというふうにお考えでしょうか。
(大 臣)
それはもう真摯に、質問については真摯に答えさせていただきたいと思います。
丁寧に答えるためには、やはり、ある程度事前通告とかしていただければありがたいなと思っております。
(記 者)
質問をする、事前通告がない質問も今後予想されますけれども、その点については、今後どのような。
(大 臣)
いや、そういう流れの中で、事前通告がない部分があったと、そういうことについてもちゃんと知る限り、私が承知している範囲内においては真摯に答えたいと思っております。
まず質問する人に接触禁止だと、何を言うか分からないということについては十分な準備ができないということもありますので、なるべく通告、こういうことをして、質問したいということをできれば丁寧に言っていただければ、こちらも丁寧な答弁ができるんではないかな、こう思っております。
議論の質を高めるためにも、その方がいいと思ってます。
(記 者)
確認なんですけれども、今、大臣がおっしゃる接触禁止というのは、誰と誰の接触を禁止されてるということなんですか。
(大 臣)
それは皆さんの方がよく知ってるんじゃないですか。
いや、質問通告もなしで質問する方が昨日はいたということなんです。名指しはあえて避けたいと思います。皆さんは御承知のことだと思いますんで。よろしくお願いします。
(記 者)
昨日の国会答弁で、先程もおっしゃられましたけど、基本ビジョンだったり、基本コンセプトについては、その通告がないと答えられない内容なんでしょうか。
(大 臣)
やはり丁寧に答えるにはそうだと思いますし、全然何を質問するんだか分からない、質問すら分からないということではやっぱり困ったなというふうに思います。
(記 臣)
そういう考え方、見方もあると思います。
以上です。
以上
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