平成30年10月26日
閣議後定例記者会見
1.冒頭発言
私の方から初めにお話しさせていただきますが、本日、羽田空港におきまして国際線ターミナルの拡張、2020年に向けた円滑な出入国対策、空港のユニバーサルデザイン対応の準備状況を視察してまいります。
空港は我が国の玄関口であり、空港における円滑な出入国は我が国の印象を決める最初の要素であり、大変重要であります。羽田空港における準備の状況を視察し、取組状況をしっかりと確認いたします。
本日、京都市岡崎地区で開催されるイベント、岡崎明治酒場を視察いたします。これは平安神宮、京都市美術館などの文化交流施設が集積する岡崎地区におきまして、通常は昼の時間帯しか開いていない施設を夜も開放して、独自の雰囲気を楽しもうというイベントであります。2020年東京大会に向けた試行プロジェクトの一環で実施され、beyond2020プログラムにも認証されております。年間約740万人の外国人観光客が訪れる京都におきまして、夜の時間を活用し、文化を通じた新たなにぎわいをつくるプロジェクトであり、私自身非常に楽しみにしております。
詳細は事務方にお尋ねいただきたいと思います。
私の方からは以上でございます。
2.質疑応答
(記 者)
先日組織委員会がメダルプロジェクトで、銅は必要量が確保されたとする一方で、金と銀の達成率が5割前後という数字を発表しました。プロジェクトの終了まで半年程度となりますけれども、大臣の所感をお願いします。
(大 臣)
メダルプロジェクトによる金属回収の達成状況につきましては、組織委員会から23日に、金が54.5%、銀が43.9%、銅が100%との発表がなされたと承知しているところであります。来年3月まで回収を行う予定となっておりますが、組織委員会からは、今のペースで推移すれば必要量は十分確保できると聞いております。政府としてもホストタウンの小中学校での回収ボックスの設置や、中央省庁での回収ボックスのリレーなどを行ってきたところであります。今後とも必要量の確保に向けて、より一層協力してまいりたいと思っております。
以上であります。
(記 者)
テニスの競技会場として使われる施設の工事を請け負っているさいたま市の建設会社が経営破綻し、現在工事が中断しています。工期への影響が心配されますけれども、担当大臣としてこの問題とどう考えるか、お聞かせください。
(大 臣)
報道については承知しております。東京都が再発注など工事再開方法を検討し、工期に遅れないようにしたいとコメントされたと聞いているところであります。
オリパラ担当大臣としても、2020年東京大会に影響が出ないようにすることが重要と認識しており、注意深く見守ってまいりたいと思っております。
以上であります。
(記 者)
直接は文科省スポーツ庁の方の話かもしれないんですが、大臣にお尋ねしたいんですが、サッカーくじなんですけれども、スポーツ振興くじなんですけれども、今年の売上げが去年に比べて8割程度にちょっと落ち込んでいるという話を日本スポーツ振興センターが先日明らかにしたんですけれども、このくじの売上げは新国立競技場の整備の財源にもなる話で、ちょっと売上げがペースが落ちているというのは心配な状況でもあるかとは思うんですが、大臣の受け止めをお願いします。
(大 臣)
現在の状況におきましては、事務方から詳しくは聞いていただきたいと思いますが、質問事項については、重要な指摘だと思っております。
事実関係や経過について十分情報を得た上で、2020年大会との関係でどう考え、どのように対応していくべきか、オリパラ大臣としての役割は何かといった論点を整理して、対処してまいりたいと思っております。
それ以上の発言はちょっと私のところでは控えさせていただきたいと思います。
(記 者)
先日、大臣は競技場のチケットについて、車椅子の方と補助の方、2人で来る場合については、1人の料金にするというような話について、組織委員会に提案していきたいというお考えを示されました。改めて、それについての意義と、具体的にどういった形で提案されるのかについてお願いします。
(大 臣)
これからそういったことも含めて事務方を通じていろいろ詳細の検討を進めていきたいと思いますので、現段階においては詳しいことは分かっておりません。
(記 者)
それについての意義についてはいかがでしょうか。
(大 臣)
意義はいいことだと思っています。大事なことではないかなと私自身は思っております。
以上
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