平成30年10月16日
閣議後定例記者会見
1.冒頭発言
おはようございます。
特に、私の方から率先して言うような事項はありませんので、何か御質問ありましたら、伺いたいと思います。
2.質疑応答
(記 者)
車椅子対応の客室を全客室の1%以上とする、義務付けるバリアフリー法の施行令が今日閣議決定されましたが、改めて御所感と、これにより大会期間中の十分な客室確保につながるか、お考えをお聞かせください。
(大 臣)
東京大会の最大のレガシーとして、パラリンピックを契機に、障害のあるなしにかかわらず、全ての人がお互いの人権や尊厳を大切にし、支え合い、誰もが生き生きとして人生を享受することができるような共生社会の実現を図っていくというのが基本的な考え方でありますので、こうした観点から、宿泊施設のバリアフリーについては、客室総数50室以上の新築の宿泊施設の車いす使用者の客室の設置義務数が、現在は1室以上となっておりますところ、客室総数の1%以上ということに改める、本日の閣議においてバリアフリー法政令の改正について、閣議決定をしたところでございます。障害者の方々の旅行や宿泊の環境を整えるこうした取り組みによって、東京大会の成功はもとより、大会のレガシーとしての共生社会の実現を図ってまいりたいと、こんな考えを持っているところでございます。以上でございます。
(記 者)
明日から靖国神社の秋季例大祭が始まりますが、大臣御自身は参拝や真榊の奉納をされる予定はございますでしょうか。
(大 臣)
個人としては、適切に判断したいと思っておりますので、政府としての立場は総理大臣か官房長官に聞いていただきたいと思います。
(記 者)
関連してなんですけれども、大臣は過去に秋季例大祭に参拝したことはありますでしょうか。
(大 臣)
あります。
(記 者)
具体的にいつかとか、あるいは毎年とか。
(大 臣)
毎年行っていると思います。必ずしも絶対というわけじゃありませんが、諸般の事情があって。できるだけ行くようにしていたというところでございます。
(記 者)
この間の日曜日で、レスリングでオリンピック4連覇した伊調馨選手、優勝されました。レスリング協会についてはパワハラ問題などもあって、伊調選手に対するパワハラ問題も認定されたりなんかしております。もちろん、これ、一義的には担当はスポーツ庁であったり、公益法人であれば内閣府ということになるとは思うんですけれども、一方で政府として、2年後に東京オリンピック・パラリンピックを控えている中で、基本方針でも全てのアスリートが最高のパフォーマンスを発揮できるような環境をつくっていくというようなことも訴えているわけなんですけれども、担当の大臣として、この競技団体のガバナンス強化、その辺りに関する御見解についてお聞かせください。
(大 臣)
それぞれ、皆さんがパワハラとかそういうことがないように、組織のトップリーダーがしっかりとそういったことを防ぐように、徹底してやるようなことでお願いしていくしかないと思うんですね。
(記 者)
組織のトップリーダーというのは競技団体でしょうか。
(大 臣)
競技団体の人にお願いするしかない。
(記 者)
例えば、スポーツ庁の方では、今少し、競技団体に対して指導権限を持てるような形で検討も始まっているわけなんですけれども、この辺りについての大臣のお考えというのはどうでしょうか。
(大 臣)
組織委員会と東京都と我々と、協議の中で検討していきたいと思っております。
(記 者)
すみません、組織委員会はそうすると、ここでちょっとかかわってこないところだとは思うんですけれども、競技団体のガバナンスの話なんですか。
(大 臣)
そうです。競技団体の方でしっかりとやっていただきたいということであります。
(記 者)
そうすると、競技団体の自主性に任せる部分を持たせたいということですか。自助努力でやらせたいと。
(大 臣)
特にそういうことは私の所管じゃございませんので、それは所管の方で検討していただくしかないと思います。
(記 者)
一義的には所管じゃないんですけれども、2年後世界からいろんな国も来て、そういう大会も控えている中での大臣のスタンスをお尋ねしているんですけれども。
(大 臣)
それは、所管外のことはあまりコメントすることは差し控えたいと思っています。
(記 者)
所管外という言い方、ちょっと適切じゃないのかなという気がするんですが、そこはいかがでしょうか。明確に所管外という言い方をされてしまうと。
(大 臣)
それは、スポーツ庁でしっかりと検討していただきたいと。
(記 者)
内閣官房の方と、農林水産省と一緒にオリンピック・パラリンピックの選手村などで47都道府県の地元食材を提供できないかという意向調査を各県に対してやっていて、それは5日が一回の締め切りだったと思うんですけれども、10月5日が都道府県に対する食材提供の意向調査の締め切りだったと思うんですが、今の段階でどれぐらい回答が来ていて、例えば詳細な結果の取りまとめはこれからかもしれないでしょうけど、どういう傾向が出ているかなどがあれば。
(大 臣)
現在作業中というところでございます。
(記 者)
昨日の臨時閣議で、安倍総理が予定どおり来年10月の消費税増税を表明しましたけれども、改めて大臣の受け止めをお願いします。
(大 臣)
安倍総理が言ったとおりでございますので、総理の決定に従って、我々は進めていくということでございます。新聞等でも総理の話は伝わっていると思いますので、我々としてはそれに忠実に従って、職務を遂行させていただくということであります。
以上
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