平成30年9月25日
閣議後定例記者会見
1.冒頭発言
おはようございます。
よろしくお願いいたします。どうぞ、何か質問ございましたら。
2.質疑応答
(記 者)
いよいよ明日からボランティアの募集が始まるということで、今大会の組織委は多様性と調和を大会のコンセプトの一つに掲げて、ボランティアについても多様な人材を求めております。ただ、ボランティア休暇制度がなかなかなかったり、予定が2年後見通せなかったりといった、そういった事情からどうしても応募が学生やシニア、あるいはパートナー企業とかに偏ってしまうんではないかという、そんな懸念もあるかと思います。
大臣として、働く世代やあるいは障害者、そういった方を含めて、ボランティアの多様性についてのお考えや対策などがあれば、ボランティアの募集開始の期待と合わせてお伺いしたいと思います。
(大 臣)
明日からボランティアの募集が始まるわけでありますが、かねてから2020年東京大会の成功の鍵は、国民の多くの皆さんに関わり意識、参加意識を持っていただくということを言ってまいりまして、そのためにいろんな取組をやっておりますが、我々の取組とは別としても、このボランティアというのは正に大会に参画をすることになるわけであります。
選手に接したり、観客に接したりすることで、正に大会の顔になるのがボランティアの方でありまして、多くの方がボランティアに参加していただくことを期待いたしております。
大会ボランティア、都市ボランティアともに、学生、社会人の方々も含めて、2020年4月1日の時点で18歳以上で参加の意思をお持ちの方全てが対象でありますし、また、障害の有無にかかわらず応募いただけるということでありますので、お話のとおり、多様な方々がボランティアに参加することを期待したいと思っております。
そして、こういった2020年の大会を機に、ボランティアの文化といいますか、そういうものがさらに日本国民にしっかり根づくということも合わせて期待をしているところであります。
(記 者)
ボランティアに関連してなんですけれども、先程の質問と少しかぶるところはあるかと思うんですけれども、参画するという、理解を得るというところだと思うんですけれども、そういったボランティアの人数の確保について成功の鍵となるポイントとして、組織委や周辺の自治体というのは、国も含めてなんですけれども、どういった取組が必要になってくると思うのか、改めてお願いいたします。
(大 臣)
やはり私もいろいろ過去大会にボランティアとして参加された方のお話を伺いますと、今まで経験できなかった貴重な経験をすることができたと。それは今後の自分の人生にとっても大変プラスになる。そういう肯定的な、100人が100人全部がそうではないとは思いますけれども、そういう話をよく伺います。そういったような方々の声というようなものも、いろいろなところで広く伝わるようにしたらいいのではないかなと思います。
それからもう一つは、前に経済界の方々に大臣室においでいただいたときに、ボランティア休暇の促進をお願いをいたした経緯がございます。やはりこれも業態によったり、規模の大きな企業、中小企業、やはり違うわけでありますが、2020年大会というのを一つの当面の目標としまして、こういったボランティア休暇をなるべく多くの企業が採用するということにつながれば、これはこれでまた一つのプラスになるんじゃないかと、そういうふうに思っています。
いずれ、そういったようなボランティア休暇でありますとか、あるいはボランティアの魅力といいますものを、しっかりいろんな機会にお伝えをするということの中で、ボランティアの方々が多く多様な方々に応募していただくということにつなげていければと思います。
以上
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