平成30年6月22日
閣議後定例記者会見
1.冒頭発言
おはようございます。
今日は冒頭3件、私の方から発言をさせて頂きたいと思います。
まず、最初はbeyond2020プログラムの認証件数が、5,000件を超えたということについてであります。
beyond2020プログラムにつきましては、これまでも節目ごとに御報告をしてまいりましたが、昨年1月の認証開始から約1年半がたちまして、本日、認証件数が5,000件を超えたので御報告をいたします。内閣官房オリパラ事務局だけではなしに、地方公共団体を含め50の認証組織との連携の賜物でありまして、この場をおかりして感謝を申し上げたいと思います。
御承知のとおり当プログラムは、日本文化の魅力を発信し機運の醸成につなげていくとともに、「バリアフリー化」又は「多言語化」に対応していることを認証要件とし、大会を契機として国際化や共生社会をレガシーとして広げることを目的としております。全国の様々な文化イベントでこうした取組が広がっていくことを、うれしく思っております。
また、最近は単なるイベント型ではない継続性のある取組なども進んでおります。例えば、レストランなどで車椅子でトイレを利用できるかどうかを、検索することができる民間企業のサイト運営を認証する事例なども出てきております。
間もなく大会開催2年前を迎えます。この夏には長岡まつり大花火大会やよさこい祭りなど、地域の花火大会や祭りも数多く認証しており、盛り上がりを期待いたしております。
祭りの関連で申し上げますと、先般、大会組織委員会は、「東京五輪音頭―2020―」について、初めての方でも踊りやすい「ゆうゆう踊ろう」バージョンを発表いたしました。また、浴衣やうちわといった夏の新商品も発表したところでございます。このような大会組織委員会の取組と政府としての取組が、相乗効果を発揮して2年後の本番に向けた機運の醸成につながればと思っております。私もこうしたイベントに積極的に参加をし、機運の盛り上げに一役買いたいと思っております。
2件目は、「復興『ありがとう』ホストタウン」第4次の決定についてであります。
今般、本年4月以降の応募を踏まえ、第4次の「復興『ありがとう』ホストタウン」を決定いたしました。今回の追加となりますのは宮城県名取市であります。名取市では、震災復興支援の一環でカナダ連邦政府、ブリティッシュ・コロンビア州政府、カナダの木材団体から、「カナダ東北復興プロジェクト」として、カナダの木材を使用した図書館や朝市施設を建設していただきました。名取市では「復興『ありがとう』ホストタウン」の登録を機に、支援いただいた関係者や東京大会に出場する選手等をお招きして交流会を実施することなどを、計画していると聞いております。
今次登録の結果、「復興『ありがとう』ホストタウン」は合計で16件となりました。今後とも関係各県等と連携し、手を挙げていただいた自治体にしっかりと寄り添って支援をしてまいりたいと思っております。
最後ですが、6月24日、日曜から、ホストタウンであります村山市を訪問いたします。村山市はブルガリアを相手国とするホストタウンに登録されており、先週からブルガリア新体操選手団の事前キャンプが行われております。事前キャンプの実施期間は6月15日から29日までであります。
24日の視察では、新体操選手の公開演技会を視察するとともに、ブルガリア大使や新体操選手と面会したいと思っております。また、国会の事情が許せば25日には、月曜日ですが、村山市が主催をして、全国のホストタウン関係者を集めて事例紹介やパネルディスカッションを行うホストタウンシンポジウムに、出席をさせていただきたいと思っております。同じく25日には、楯岡特別支援学校の生徒とブルガリア選手との交流会も視察をいたします。詳細については事務方にお尋ねをいただきたいと思います。
私からは以上であります。
2.質疑応答
(記 者)
サッカーワールドカップのロシア大会についてお伺いしたいんですけれど、日本代表が初戦のコロンビア戦で勝利しまして、今後の活躍も期待されるんですけれど、まず鈴木大臣の受け止めをお聞かせいただきたいというのと、また、ワールドカップとオリンピックではチーム編成等も違ってきますけれど、今回のワールドカップでの日本代表の活躍というのが、2020年の東京大会にどのような形でつながっていくことを期待されてますでしょうか。お願いします。
(大 臣)
私自身も大変うれしく思いますけれども、その後、国内の盛り上がりが報道等もそうですけれども、大変すごい盛り上がりを見せていて、また改めてスポーツのすばらしさを感じました。
特に今回の試合は世界ランキングで言えばコロンビアが16位で日本は61位ということで、事前の評価は日本が圧倒的に不利じゃないかと、こういうことでありましたが、そういう中で大きな勝利を収めて、何とか次も勝利して決勝トーナメントに進んでもらいたいと、その可能性も見えてきたんじゃないかなと思って期待しております。
2020年の大会は、サッカーで言えば23歳以下ということで、チーム編成も変わってくるわけでありますけれども、今回感じましたのは、こういうチーム競技ですね、個人競技ですと比較的予選から決勝まで短い期間なんですが、チーム競技ですとトーナメント制でやるとかなりの長い期間をやるということになりますので、サッカーに限らずホッケーとかバレーボールとか、バスケットとか、様々オリンピックはあるわけでありますが、そうしたチームスポーツの団体競技のそういう魅力を改めて感じたところでありまして、2020年に向けて大いに盛り上がってほしいなと、こういうふうに思いました。
(記 者)
ありがとうございます。
(大 臣)
どうもありがとうございました。
以上
|