平成30年5月25日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言
 おはようございます。
 まず私から、本日、11時から、3回目になります2020交通輸送円滑化推進会議を開催いたします。私も出席をいたします。
 円滑な大会輸送を実現する上で一番のポイントは、今日の会議でも取り上げます交通需要を抑制すると、それから分散をするということであります。
 前回の会議におきましては、交通需要の抑制・分散の必要性、また、そのために経済界や国民の皆さんの御協力が不可欠である旨を、共有をさせていただきました。それを受けまして本日の会議では、交通需要の抑制・分散を実践に移していくための今後の具体的な進め方につきまして、経済界の方々と意見交換を行う予定であります。今日の会議を含めて、これからも関係方面と緊密に連携をとりながら、東京大会に向けて輸送、交通輸送円滑化の準備を加速させてまいりたいと思います。
 私からは以上です。
2.質疑応答
(記 者)
 今のお話に関連するのですが、本日開催される交通輸送円滑化推進会議に関連しまして、大臣としてはですね、2020年大会の輸送面の課題というものをどのように分析していらっしゃいまして、政府としてどのような対応が必要だと考えてらっしゃいますか、改めてお聞かせください。
(大 臣)
 今申し上げましたとおり交通需要の抑制をする、それから集中しないように分散をするということが基本だと思います。
 4月に東京都それから組織委員会が主宰する輸送連絡調整会議が開かれまして、そこで交通需要マネジメントの推進に向けた基本方針(案)が示されまして、この中で企業等が参加し、交通需要の抑制・分散に向けた取組の検討を行うTDM―交通需要マネジメントでありますが―TDM推進のための体制の、体制というものをつくり上げるということが提案をされております。
 今日の会議におきましては、各経済団体と推進体制への参画、具体的取組の検討への協力についてお願いをすると、そのことについて議論を行いたいと思います。
 今日の議論を踏まえまして今後推進体制を立ち上げて、立ち上げに向けて、関係企業の皆さんと緊密にコミュニケーションをとりながら、具体的な取組を検討していきたいと思っています。
(記 者)
 ありがとうございます。
 直接はスポーツ庁が担当する分野かと思うのですが、一昨日、競泳のトップ選手でまたドーピングに陽性が出るというのがありまして、ここ数年、国内で非常にドーピング、問題となるケースが増えているように思うのですけども、東京五輪が控える中で、国の国内の選手に対してのドーピング対策十分という状況なのか、国としてもっと推進していく必要があるのではないか等、大臣の受け止めをお願いします。
(大 臣)
 かねてから申し上げていますように、2020年東京大会は最高にクリーンな大会にしたいということで、今までやっておりますが、そういう中においてドーピングを指摘される選手がぽつぽつと出ているということは、これはしっかりとその現実を受け止めて対応しなければいけないと、こういうふうに思っております。
 今後、日本アンチドーピング機構と連携をいたしまして、まずはそのドーピングに対する教育をしっかりしなければいけないわけでありますので、教材や研修内容、これを見直してアンチドーピング教育を充実させると、そういうことをしたいと思います。
 悪意といいますか、特別な薬を使って筋肉を増強しようというような、意図を持ったものでなくても、不用意な不注意の中で、摂取をしてしまって、それが引っ掛かるということもありますので、こういった教育面、啓蒙、そういうものを、更に2020年に向けて充実する必要があると思います。
(記 者)
 話題変わるのですけれども、加計学園問題をめぐって愛媛県が新しい文書を提出して、首相は加計学園の理事長との面会を否定しております。信憑性が問われる事態ともなっていますが、大臣、受け止めをお聞かせいただけますか。
(大 臣)
 総理の発言、加計理事長とはその日にちに、指摘されている日にお会いしてないということであります。
 私としては総理のその発言を信頼したいと思います。
 いずれ、確かにいろいろはっきりしないじゃないかと、疑念が晴れないんじゃないかという御指摘もありますが、これからも必要に応じてしっかりと説明を果たしていくと、丁寧に説明していくと、それに尽きるのだと思います。
(記 者)
 大臣おっしゃいましたように、面会してない根拠が不十分だというような指摘もございますけれども、信頼回復をと述べている首相に対して政府の対応の在り方、どうあるべきだとお考えか、もう一度お願いします。
(大 臣)
 私としては、総理のその指摘される日に理事長と会ってないということを信じているわけであります。
 なかなかなかったことを証明するというのは、これは難しいということがよく言われるわけでありまして、確かに難しいのだと思いますが、それはなかったという説明でありますので、それを信じていきたいと思います。
(記 者)
 ありがとうございます。  
 以上