平成30年5月8日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言
 おはようございます。
 連休を利用いたしまして英国に出張してまいりました。5月2日から6日までであります。
 現地では、英国の議会議事堂で開催されました第2回英日議員連盟スポーツ小委員会に出席いたしまして、我が国における2020年東京大会に向けた準備の状況、それから東日本大震災からの復興が着実に進む我が国の姿を伝えるとともに、ロンドン大会とラグビーワールドカップ・イングランド大会の経験等について、英国の関係議員との間で意見交換をいたしました。また、オリンピックパーク、更にはパラリンピックの発祥の地でありますストーク・マンデビル病院等を視察いたしました。大会終了後の成果の継承、関係施設の運営等の実態について聴取をしてまいりました。
 また、大会成功上不可欠でありますセキュリティー対策につきまして、英国のナショナルサイバーセキュリティーセンター等を訪問いたしまして、関係者との会談を行いました。課題の共有、対応策に関して情報交換をしたところであります。
 東京オリンピック・パラリンピック担当大臣として、また、サイバーセキュリティーの担当大臣といたしまして、今回の出張を通じて得た知見を生かしまして、2年後に迫る東京大会の成功に向け、大会の円滑な準備・運営、大会後を見据えた施策の総合的かつ集中的な推進に、積極的に取り組んでまいりたいと思っております。
 私からは以上です。
2.質疑応答
(記 者)
 1問お伺いします。2020年東京オリンピックの競技会場について伺います。先日、2020年東京オリンピックのサッカーの競技会場7カ所が、IOCに正式に承認されまして、これでパラリンピックを含めた東京大会の全ての競技会場が正式に決まったのですけれど、大臣の受け止めをお聞かせいただけますでしょうか。
(大 臣)
 5月2日、IOCの理事会におきましてサッカー競技全7会場が承認をされまして、これによって全ての会場が決定したということになります。
 決定された各会場について、大会運営成功に向けた準備が着実に進められることを期待しております。
 今回の決定では、会場の設定におきましては、既存施設の割合が招致時は4割だったのが6割に増える、あるいは復興五輪と、こう言っておりますので、宮城県そして福島県での会場の設定というようなことが行われたわけであります。いずれこうしたあと八百数日に迫る中で、着実に準備が進むこと、その一つのステップが踏めたと、こういうふうに思っております。
(記 者)
 今日、中国の李克強首相が来日して、明日、日中韓サミットが開かれます。北朝鮮の核ミサイル情勢が主な議題となるのですが、東京五輪、平昌五輪、北京五輪、連携して何かをやろうという議論も一つの議題になっていますが、具体的にそこに出す案件等について決まっていれば教えてください。
(大 臣)
 日中韓の首脳会談においてのオリンピック・パラリンピックに対する具体的な案件ということは、私は聞いておりません。
     
 以上