平成29年11月10日
閣議後定例記者会見
1.冒頭発言
おはようございます。私から今日申し上げることはございません。
2.質疑応答
(記 者)
東京五輪の自転車ロードレースのコース案が一部報道で出ておりますが、そうしますと山梨県が新たに加わるということになりますが、それに向けて国として自治体に説明を求めたりとか、そういったことはどういった御所感でしょうか。
(大 臣)
自転車ロードレースのコースについてですが、今現在、組織委員会が国際自転車競技連合、関係自治体などと調整を進めており、まだ調整過程だと聞いております。これで具体的に固まったものとは思っておりません。今年度中に関係方面との調整をし、IOCに提案するという手順になるということで、色々な案を今検討しているのだろうと思います。あくまでこれは検討途中の話であると思っています。
(記 者)
昨日2026年冬季オリンピックの国内募集が締め切られ、札幌が正式に招致手続に入る書類を提出しましたが、これに関しての大臣の受け止めをお願いします。
(大 臣)
2026年、札幌が立候補のプロセスに参加を表明したという報道について承知しております。現時点で、札幌市がJOCに参加表明した段階で、これからどんどん話が進んでいくと思いますが、ここからが正にスタートです。これからJOC内部で検討が行われると承知しておりますので、今後の展開を見守りたいと思います。個人的には、1972年の時も相当盛り上がり、また地元で再びもう一度ということですので、地元の要請に沿うような形で進んでくれれば良いなと思います。
(記 者)
五輪以外で恐縮ですが、大臣が議連で中心的に活動されてきたILCの件でお伺いします。今日の午前2時に研究者のコミュニティで、全長を30キロから20キロにするというコストを大幅に削減するという計画案が承認されましたが、これが日本政府に与える影響とか、コストが削減されることで計画実現への御懸念を伺えますでしょうか。
(大 臣)
コストの問題がやはり今まで話を進める上で一番ネックだったと思います。全体で約1兆円掛かり、ホストをすると約半分の5,000億は最低でも日本が負担しなければならず、財政的な規模が大変大き過ぎるということで話がストップしてしまったようなところがありましたので、コスト削減というのは重要な要素でした。初めは31.5キロから始め、その後技術革新等もあり、当初言われていた31.5キロを20キロに縮めたとしても、研究成果に及ぼす影響が最小限で済むということで、物理的に言えば3分の2のコストに下がります。さらにその他を加えて約4割削減するということで、私も報告を受けていました。財政的な規模が大きいということが一つネックでしたので、一段階進めることができるのではないかと思います。
以上
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