平成29年10月24日
閣議後定例記者会見
1.冒頭発言
本日午後、羽田空港の視察に行ってまいります。2020年に向けた空港の機能強化、円滑な出入国対策、空港のユニバーサルデザインの対応についての取組を視察したいと思います。併せて2020年に向けた羽田空港の取組について、関係省庁からの概要説明も受けたいと思います。さらに国際線ターミナルの視察も行い、準備状況を実際に拝見したいと思います。国際線ターミナルの視察においては、現在進められているICTを活用したユニバーサルデザイン対応の実証実験を体験させていただく予定です。出入国は、大会を円滑に運営するために大変重要ですので、関係省庁及び事業者の取組をしっかり確認してまいりたいと思います。この視察について必要があれば事務方にお尋ね下さい。私からは以上です。
2.質疑応答
(記 者)
大臣、当選おめでとうございました。
(大 臣)
ありがとうございました。
(記 者)
先の衆院選の件に関してお伺いします。この結果で与党が3分の2を維持した一方で、野党側は小池都知事が率いる希望の党は失速しました。そして、枝野氏が立ち上げた立憲民主党が議席を伸ばすという結果になりましたが、まずはこうした衆院選の結果をどのように評価されますか。
(大 臣)
突然の選挙の感じでしたので、与野党問わず準備不足で、野党はとりわけ急いで政党が立ち上がったということもあり、やや混乱があったと思います。そうした野党側の色々な混乱にも助けられ、与党として3分の2を取れたのかなと思います。我々政治に携わる者としてではなく、有権者としても今回の選挙はある意味、どの政党に投票したら良いのか、混乱の中、迷われたところもあるのかなと思いましたが、最終的にはやはり安定ということを望み、選んだ、そういう結果じゃないかと私なりに思います。
(記 者)
希望の党の代表でもある小池都知事ですが、当面、代表を続投するというふうに話していますが、一方で都政に専念すべきではないかという声も上がっています。オリンピック・パラリンピックを担当される大臣として、小池さんにはどういう姿勢で臨んでもらいたいかというのをお聞かせください。
(大 臣)
どういう体制になるかはそちらの政党のことですので分かりませんが、私も注意深くどうなるか見極めたいと思います。何れにしても、やはり開催都市で一番中核になっていただかなければならない方ですし、もう残り1,000日ですから、都知事の仕事の中でもプライオリティが大変高いものと位置付け、万全を期していただきたいと思います。
(記 者)
関連して総選挙の話を伺います。立憲民主党が躍進して、野党第一党となったことに、その裏にどういった民意があるというふうに考えられますか。
(大 臣)
やはり主張がはっきりしていたということじゃないでしょうか。立ち位置というか、いわゆるリベラルでいくということで。希望の党は、その辺が少し曖昧だったような感じでした。やはり従来の主張と、実際立ち上げて公認を得る中での従来の主張を、180度変えたような立場の方もおられ、国民、有権者サイドから見れば、主張が非常にクリアか、かたや少し曖昧さがあるというところの差が出たのではないでしょうか。
(記 者)
ということは、希望の党の失速も、そういったところに原因があるんじゃないかということですか。
(大 臣)
諸々あると思いますが、今申し上げたことは一つ大きな要因じゃないでしょうか。
以上
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