平成29年10月20日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言
 おはようございます。私から冒頭申し上げることはございません。

2.質疑応答
(記 者)
 東京五輪の競技会場になる臨海部の埋立地について、先日、都が大田区に14%、江東区に86%を帰属させるという調停案を出しましたが、大田区はこれに反発して、裁判を辞さないという考えが強まっているようですが、長期化の様相を呈する可能性があるということで、このことについての大臣の受け止めをお願いします。
(大 臣)
 報道で、調停がなされたということは聞いております。それぞれの立場があるようですが、いずれにしてもこれは関係自治体間の紛争に関わる問題で、さらに現在係争中ですから、私からコメントはしない方がいいと思います。
(記 者)
 先日からIPCの幹部が来日されていて、今日も大臣に表敬訪問されていると思うのですが、国はパラリンピックに力を入れる方針を打ち出していると思うのですが、改めてパラリンピックを今後どう盛り上げていくかについてお願いします。
(大 臣)
 私も兼ねてから色々なところで発言させていただいていますが、夏季パラリンピック大会を同一都市で2度やるというのは東京が初めてですので、何としてもパラリンピック東京大会を成功させなければいけないと思います。パラリンピック大会が成功して初めて、トータルして東京大会が成功するのだと言っております。あと1,000日余りですけど、率直に言って、国民の皆さんの関心はオリンピックの方に向いており、パラリンピックへの関心は、それに比べれば低いです。この3年間でこのパラリンピックの持つ魅力をアピールし、関連する裾野も今後広げていかなければいけないので、障害者スポーツそのものに対する関心を高めていくことに努力したいと思います。
(記 者)
 選挙戦の関係で1点。選挙戦終盤になりましたが、大臣の選挙区は、本州最大というふうに言われています。区割り変更後、初めての選挙ということですけれども、その選挙戦の難しさ、あるいは変わった点についてどのように受け止めていらっしゃいますか。
(大 臣)
 広い選挙区も狭い選挙区も選挙日数は12日間ということで同じですし、加えて以前と違って12日間、フルに選挙区に張り付いているわけにはいかない事情も出てきましたので、はっきり言って日数との闘い、時間との闘いだという気がしました。以前だと国道から少し入った山間部や、半島の先など細かく回れたところが、今回はほとんど国道沿いだけを急いで回るという状況で、時間が足りないなという感じが一番です。そして新たに4市3町広がりました。そのうちの気仙郡という、大船渡、陸前高田、住田町、ここは中選挙区時代も含めて、今まで全く御縁がなかったところです。そこで名前を知っていただき、私の主張を理解していただくとことに、やはりいつもの選挙に比べれば手間がかかっているなという気がします。
(記 者)
 ホストタウンの件でお伺いします。岩手、宮城、福島3県で募集した「復興『ありがとう』ホストタウン」の件で、10月末が締め切りですが、まだ応募が昨日現在でゼロということで、応募が不調ですが、これに対して地元の自治体から人手が足りないこととか、日数、日程がタイトだということが原因に上がっておりますが、そういったことについて大臣どう受け止めていらっしゃるか。また改善策があれば教えていただけますでしょうか。
(大 臣)
 「復興『ありがとう』ホストタウン」の仕組みについての関心はかなり示していただいております。元々ホストタウンも、必ずしも事前キャンプが必須ではなかったですが、今回それを明らかにし、それならば我が市町村でもできるのではないかという前向きな反応があったのは確かです。しかしそれがまだ現実の形となっていないと思いますので、理解していただけるように、引き続き努力したいと思います。一応終わりの設定をしているのかもしれませんが、もう終わりで、あとは受け付けませんということはないようにしたいと思います。
(記 者)
 締め切りの延長も含めて柔軟にということですか。
(大 臣)
 それも考えています。
(記 者)
 希望の党の小池代表の件で、小池代表が街頭演説で安倍一党政治を終わらせると何度も語るなど、かなり政権への対決姿勢を鮮明にしています。今後五輪準備という意味で、懸念や影響について大臣どのようにお考えでしょうか。
(大 臣)
 影響があってはいけないと思います。選挙は選挙ですから、御自分の政党の議席を増やさなくてはいけないということで、選挙中の発言はあると思います。しかしそれがオリンピック・パラリンピックのこれからの準備に影響が出てはいけないと思いますし、そこは小池さんもきちんと考えていただいているだろうと思います。

以上