平成29年9月29日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言
 おはようございます。私から冒頭述べることはございません。

2.質疑応答
(記 者)
 東京都の小池都知事ですけれども、先日の希望の党の代表就任会見の中で、2020年大会の準備について、もっとしっかり国に関与してほしいと述べ、これまでの国の対応に若干の不言を呈しました。また同時に、国の働きかけを後押しするために、国における代弁者として希望の党の議員にお願いしたいという発言もされています。今後国政レベルで五輪準備の在り方をめぐって対立する可能性も懸念されますが、この発言に対する大臣の御所感をお願いできますでしょうか。
(大 臣)
 2020年大会に向けては、主催都市の東京都、大会を運営する組織委員会、また国として関係方面に調整、国に特に任されている輸送、セキュリティの問題、ある意味ではもう既に進め方についてそれぞれ方向性が決まっています。財政的なものについては5月の大枠合意ということで進めております。既存のそうした役割分担、またその調整、協調という今までの仕組みの中でしっかりそれぞれの役割を担っていくということが大切だと思います。今までの中で国の動きが欠けているということもないと思いますが、その発言は定例の知事会見というよりも政党での発言ですから、希望の党が議席を得れば2020年大会により協力してもらえる、政治的な意味もあった発言ではないかと思っています。私としては今までの枠組みの中でしっかり進め、やるべきことは漏れなくきちんと、ということだと思います。
(記 者)
 民進党が事実上解党し、希望の党と合流する方針で話が進んでいます。ここ数日で政治の枠組みが急激に変化しています。その選挙をにらんでも、これまでの選挙と異なって構図が大きく変わってくる面もあると思いますが、選挙戦に向けたこの動きを大臣はどのように御覧になってますでしょうか。
(大 臣)
 率直に言って1週間前と今の状況は、大きく変化したなと感じます。政権選択の衆議院選挙ですから、構図が明確になってきたかなと思います。ただ、政権選択ということで言えば、政党もさることながら、次に誰が首班を担うのかということも国民の投票に当たっては重要な判断要素になると思います。与党側、自公はもちろん安倍さんが過半数をとれば首班になる一方、希望の党は誰が一体首班になるのか、分からないです。10日の公示日までにまた噂されることがあるかもしれませんが、一見政権選択の構図が定まったように見えるが、選挙後に誰が首班になるかが今の時点では全く見えていません。この2、3日の動きも異例中の異例の動きだと思いますが、その辺はまだ国民に明確でない部分があるということだと思います。
(記 者)
 小池知事に関連で、党の代表と都知事を二足のわらじという言葉を使って両方やっていくということを今表明されています。オリンピックに向けて開催都市と国として、組織委員会もいますが、一緒に準備を進めていく立場である上で、そういった二足のわらじを知事が表明されていることについてはどうお考えでしょうか。
(大 臣)
 小池知事が二足のわらじでいけるという自信があり、両方できると言っておられるのだと思いますから、是非知事として2020年大会に向けて遺漏なきようしっかりあたっていただきたいと思います。
(記 者)
 特に無理はないとかそういったお考えですか。
(大 臣)
 それは御自身が判断することだと思いますが、私としては、とにかくしっかりやっていただくということが大切だと思っています。

以上