平成29年9月1日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言
 私から特に皆様に冒頭話すことはございません。質問があったらどうぞお願いいたします。

2.質疑応答
(記 者)
 昨日行われたスポーツ議連などの総会についてお伺いします。大臣は初めての御出席となったかと思いますが、御出席された御所感とそれに加えて総会の中では、課題としてチケットの高値転売の防止ですとか、関係者の日本滞在の延長、多岐にわたる法改正について必要性があげられていました。議連でも検討が進められますが、政府としてどのように関わっていけるかお考えがあれば、お願いできますでしょうか。
(大 臣)
 昨日三つの議連の合同総会があり、超党派で日頃スポーツの振興を図り、そしてラグビー大会、オリンピック・パラリンピック2020大会成功のために、我々をはじめ関係者をしっかりサポートし成功に結びつけようとする活動をしていただいており、今の私の立場とすれば、大変心強く、有り難い議連活動という印象を改めて強く持ちました。昨日の総会の中で、今御指摘になられた様々な分野にわたり、法整備の必要性が議論になりましたが、我々としてはもう少し、組織委員会の色々な詳細にわたっての中身をしっかり聞き取りをし、また、議連の考えも聞き取りをして、どういうところに課題や問題があるのか具体的に整理した上で、適切に対応する。一つは法整備が必要なのか、あるいは運用というもので対応することが可能なのかどうか。法整備が必要だとなった場合には、閣法でやるのが適切か、議法でやるのが適切か。これから具体的に進めるためには色々なことを考えなければいけませんので、今後の課題として、これは重要な問題だという認識が強くあるので、こうした課題についてしっかり対応していきたいと思います。
(記 者)
 今日は防災の日でもあります。大臣御選出の岩手県岩泉町を襲った台風被害からちょうど1年を迎えますが、改めて1年たったことについての御所感と地元ということもありまして、1年たってどういう課題が残っているか、今後の復興にどういうところを期待するか、御所感をお願いできますか。
(大 臣)
 一昨日だと思いますが、岩泉町で慰霊祭が開催されました。私は出席できませんでしたが、妻が代わりに出席致しました。最近、気候変動のせいかどうか分かりませんが、全国各地で集中豪雨や、土砂崩れ災害等、大変な災害が全国各地で起こっています。これが一過性のものではなく傾向として恒常的なものになりそうな、そうあってほしくはないですが、そういうような感じがするので、ハード、ソフトの両面においてしっかりとした対策をしていかなければいけないと思います。ハード面では、やはりこういったような設計基準、例えば堤防の高さ、そういう設計基準は過去の雨量など、過去のデータから計算して積み上げていきますが、それが激しくなっているというのであれば早急にそういった設計基準を改めて、より規格の高いものにしなければならないということが一つあると思います。ソフト面は、やはり早め早めにそうした状況を把握し、とにかく住民の皆さんの命を守る、そのためのシステムづくりもしっかり完備しなければいけないと強く思っております。いずれにしても、私の地元にかかわらず、全国各地で自然災害が多発しており、改めて犠牲になられた皆様方の御冥福をお祈り申し上げたいと思います。
(記 者)
 本日民進党の代表選があります。五輪関連の施策を法整備するとなれば、当然国会での議論が重要になってくると思いますが、野党第一党の民進党の新たな代表に期待することがあればよろしくお願いいたします。
(大 臣)
 私の所掌であるオリンピック・パラリンピックのことについては、これは政党のイデオロギー、思想、考えということを超越して、どの政党も成功に向けて協力し、頑張っていくという姿勢であることは間違いないと思っておりますので、具体的に、例えば色々な御意見、御提案は我々としても真摯に受け止めさせていただいて、少しでもよい大会に結びつけていけるように、各会派とも協力しながら、与党はもちろんですが与党だけではなく、議連も超党派でやっているような形ですから各会派の御意見にも十分耳を傾けていきたいと思っています。私の所掌分野については、前原さん、枝野さんのどちらかになるわけですが、お二人とも常識のある立派な政治家だと思いますので、大いにオリンピック・パラリンピックを勢いよくしていただけると確信しています。

以上