平成29年8月4日
閣議後定例記者会見
1.冒頭発言
おはようございます。昨日は夜遅くまで御苦労様でした。今日から色々と実質的な始動ということで、しっかりレクチャーを受け、最初ですから就任の挨拶等もしながら、仕事に励んで参りたいと思っております。会見室に来る前に、早速ですが宮城の村井知事、埼玉の上田知事と電話でお話を致しました。就任の挨拶ということなので、踏み込んだ話は何もないですが、東京大会を国民の大会とするために、東京都だけではなく、東京以外で開催する競技、これが成功するということが大変重要なことであるので、今後とも連携をとりながら進めて参りましょうと、そういうような趣旨のお話をさせていただきました。いずれ実際にお会いし御挨拶させていただきたいと思いますが、まずは電話で挨拶をさせていただいたというところです。私の方からは以上です。
2.質疑応答
(記者)
改めて就任から一夜明けて、抱負をお伺いできますでしょうか。
(大臣)
夕べお話をさせていただいた通りですが、被災地の人間として、復興五輪ということが言われておりました。これがただタイトルだけではなく、中身の伴ったものにどういうアイデアを出せばそれができるのかということについても、これからじっくり考えていきたいと思います。いずれにしても3年ですから、しっかり頑張らなければいけないなというのが今の気持ちです。
(記者)
復興五輪ということを昨日からおっしゃっていますけれども、地元というか岩手からの反応やメッセージなどはありましたか。
(大臣)
自分で言うのも変ですが、地元の人間がオリンピック担当になったということで、やはり距離が大分縮まったような、早速そんなような気がします。これから実際に具体的に、被災地との関わり等についても、何かいいアイデアがあれば進めていきたいと思って、地元の方も大変期待をしておられると思います。それから、今日はこちらに来る前に東京音頭-2020-を聴いて参りました。原曲と違い、ちゃんとパラリンピックのことも歌詞に加えられていて、オリンピック、パラリンピック、この両方をしっかりやっていこうということで大変有り難い東京五輪音頭をつくっていただけたなと、こういうふうに思います。
(記者)
今日この後、小池都知事や森会長との面会が予定されています。今後、大会を準備するに当たり、このお二方とどう調整していくかというのが大きな鍵になると思いますが、就任後初の会見として、挨拶中心だとは思うのですが、どういうことをお話ししたいですとか、逆にお聞きしたいということ、お二方からどういうことをお聞きしたいと思っているのか、その点お願いできますでしょうか。
(大臣)
今日は就任の挨拶ということが全てで、お会いすることと思います。実際にお会いして、目を見て、フェイス・トゥ・フェイスで話し合うということがやはり重要だと思いますので、こういうような関係を深める中において、いずれ色々と難しい問題も出てくるかもしれませんが、そういうときにぎくしゃくしないでお互い話ができるような、そういう良い関係をつくっていきたいと思います。
(記者)
昨日大臣が小池知事について、気心が知れているというお話をしましたが、この1年間の五輪、また都政の小池知事の政治の手腕について大臣自身はどのように評価していますか。
(大臣)
小池さんはすごく頭の回転が速い人で、政治的なセンスもあるなということを私も常々感じていました。それから発信力がありますよね。例えば、今では当たり前ですけれども、クール・ビズというのは、あれも小池環境大臣の時に名前を募集して決め、ファッションショーなど、当時の中国の大使だった王毅さんなどをモデルにすることができる人脈があったり、とにかく頭の回転の速い方です。そういう意味では、政治的な立場とかは別にして、今この大東京のリーダーとして、大いに活躍してくれるのではないかなと期待しております。
(記者)
関連して小池知事とは気心が知れた仲という話を昨日もされていたのですが、森会長とはかつて仕事をしたとかそういった関連とか、森会長との仕事についてはいかがでしょうか。
(大臣)
政治家としてはあまりにも大先輩過ぎて、雲の上の存在みたいな形で、派閥も違いましたし、お会いしたような記憶はあまりないですが、ただ早稲田の関係で稲門会をずっと森さんがやっており、現在、山本理事が引き継いでおりますが、そういうような稲門会の関係などでは、御一緒させていただいたりしておりました。
以上
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