平成29年7月21日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言
 間もなく東京大会3年前ということで、一言申し上げます。7月24日は開会式から3年前ということで、幾つかイベントがあります。既に皆さん御承知かもしれませんが、私が参加するもので申し上げると、7月24日13時半から、組織委員会が主催する浴衣・東京五輪音頭お披露目会に参加させていただきます。2つ目は、24日19時半から、東京都などが主催するフラッグツアーフェスティバルに参加させていただきます。併せてbeyondについても、3年前を迎えるに当たり、ついに認証が500件を越えました。さらに全国的に広げ、皆さんでこのマークを通じ、盛り上がっていきたいと思います。beyondを認証する機関ですが、政府関係だけではなく、自治体や、自治体も含む地域の地域づくりというか、地域活性化のようなコンソーシアム、これは京都の文化力プロジェクト実行委員会ですが、こうしたところも認証機関として、beyond2020の認証を与えられる立場のグループに加わっていただき、全国的にbeyondの参加をさらに推進していきたいと思います。beyond2020プログラムに関する詳細は、後ほど事務方から説明させていただきます。今年もまだ沢山イベントがあるので、是非取材の対象にしていただければ有り難いと思います。以上です。

2.質疑応答
(記 者)
 開会式まで残り間もなく3年ということですが、組織委員会の関係の話で、昨日、有識者懇談会が開かれ、中間報告という位置付けで、オリパラの四つの開閉会式について、一連の式典として位置付けるようにということですとか、復興への感謝の念とかそういうものを示すような方針ということが中間報告の中に埋め込まれました。それに対する大臣の所感及び大臣の考える開会式、閉会式の在り方、どういうものが望ましいかということを一言お願い致します。
(大 臣)
 昨日、基本コンセプトの中間報告が出され、専門家の方だけではなく、一般の方からの意見も聞き作り上げていったというのは、一つ大事なプロセスであったと思います。これからもこういうオープンなプロセスで、更に多くの人が参加したという実感を持って2020年大会を迎えられるように、また、開・閉会式に自分の思いが反映されているという気持ちで見ていただけるようにする工夫や努力を重ねていきたいと思います。私もオリンピック、パラリンピックを一つで考えるというのは、リオデジャネイロのパレードしかり、そもそも組織委員会を立ち上げるに当たり、一つにしたことは非常に今回の大会にとっては重要なコンセプトだと思いますので、これが大切にされたことは大変喜ばしいことだと思います。引き続き、その方向を私たちもしっかり受け止めて努力していきたいと思います。
(記 者)
 昨日、新国立の建設現場で長時間残業した男性が自殺した問題が明らかになりました。そのことの受け止めと、今後関連して調査などをする予定があるかどうか教えていただけますでしょうか。
(大 臣)
 亡くなった方、また御家族には心からお悔やみを申し上げます。若い方が未来にあったはずの希望を失い、自ら命を絶つというのは本当に慚愧に堪えない残念なことです。こうしたことが二度と起こらないような社会をつくっていくということが重要だと思います。今私が伺っている限りで、労災申請が労働基準監督署に出されているということは、これから正に労働基準監督署が事実関係をよく調査するということですので、まずその調査をしっかりやっていただきたいと思います。その結果を受け、何が問題であったのかということが分かるかと思うので、まずはその調査を待ちたいです。ありがとうございました。

以上