平成29年6月30日
閣議後定例記者会見
1.冒頭発言
おはようございます。こちらからの発言はありません。
2.質疑応答
(記 者)
今IOC調整委員会が開かれており、今日まで議論が続きますが、今後国として期待する事などがありましたらお願いします。
(大 臣)
まず、前向きに具体的な議論が進んでいるというのは、非常にうれしいことであり、お互いにこれは歓迎し合っていることだと思います。特に、アーバン・クラスターについての御提案もありました。これは警備上、どのように解決していくのかということは私達に関わることだと思いますので、組織委員会とIOCの調整を見つつ、我々でやるべきことというのをしっかり確認していきたいと思います。
(記 者)
IOC調整委員会に関連して、昨日の議論の中で、オリンピック・パラリンピックに向けて、入場券の高額転売を防ぐために、何か法制化のようなものが必要ではないかというような話があり、組織委員会側から、政府に既に協議しているのか、これから要望するのかはっきりしませんが、いずれにしても国と話をしたいというようなお話があるようですけれども、現時点で法制化に向けて、どういった対応が考えられるか、お考えがあればお願いします。
(大 臣)
IOCからの御発言で、一般の皆様方やチケット業界等への働きかけが重要だという御指摘がありました。我々としてはまず、チケットに関わるシステムをどういうふうに組織委員会が作られるかというのをよく見させていただきたいと思います。技術もこの3年でまた格段に進展していくと思いますので、その作り方によっても、我々が法律で対応すべきことは変わってくると思うので、その方向、内容をよく見定めたいと思います。
(記 者)
韓国で行われる平昌五輪の関係でお伺いします。文在寅大統領が、北朝鮮の選手団に呼びかけ、南北合同チームに期待感を示しております。共催論は既に、観光相のほうから検討を示す考えが出されております。東京五輪の前に行われる平昌五輪ということで、韓国側のこうした動きについて、受止めをお伺いできればと思います。
(大 臣)
韓国、我々、そして中国とオリンピックがアジアで繋がっていきますので、是非、平昌でも大成功を収めていただきたいと思います。その上で、どのような形で開催されるかというのは、開催都市がお決めになることですので、私のほうから特にコメントすることはありません。
(記 者)
都議選の投開票まであと2日ですが、大臣もこの間、東京五輪とパラリンピックの成功には、自民党都議の方々が都知事を支えるべきだとして、積極的に応援に入ってもらいましたけれども、一方で、党内で様々な問題も起きており、先日は稲田防衛相の「自衛隊としてもお願いしたい」という発言が波紋を呼んだり、選挙結果への影響も想定されます。同じ閣僚として、稲田防衛相の発言の受止めと、自民党への逆風ともいえる現状で都議選に臨むことへの受止めをお願いいたします。
(大 臣)
自民党について、私がこの場で発言すべきかどうかは分かりませんが、それが党であれ、閣僚であれ、世の中の皆様から御批判や御指摘を受けることがあれば、それは真摯に受け止めて、反省すべきは反省し、改めるべきは改めて、これから前向きに臨んでいくべきことだと思います。
(記 者)
都議選の関連で、度々質問しているのですが、五輪開催都市で都議選、地方選が開かれるということで、改めて五輪担当大臣として、都民の方々にどういうところをしっかり見て判断してもらいたいかという、その点をお願いできますでしょうか。
(大 臣)
去年の都知事選もオリンピックを前にした都知事選で、主催都市の首長がどうなるかという選挙でありましたので、有権者の皆様方も当然、オリンピック・パラリンピックがどうなるかということに大きな関心を持っておられると思います。私は東京都民でもありますので、オリンピック・パラリンピックの成功と併せ、2020年以降の東京にしっかり繋げていけるような準備ができるかどうかということが、この3年間非常に重要だなと思います。
以上
|