平成29年4月28日
閣議後定例記者会見
1.冒頭発言
本日、こちらから出張の御案内が1件ございます。今日から5月2日までイスラエルに参ります。ご承知かと思いますが、イスラエルはサイバーセキュリティにおいて先進的な取組をしており、国家を挙げて取り組んでおります。この取組をお伺いすると共に、東京オリンピック・パラリンピックのある2020年の段階では、今回のリオデジャネイロよりも更にサイバーセキュリティにおいて過酷な環境が想定されます。それに向けての知見や、協力関係というものについて議論させて頂きたいと考えております。併せて、オリンピック関係者とも面談し、話を伺ってまいりたいと思っております。以上です。
2.質疑応答
(記 者)
2020年の東京オリンピック・パラリンピックと2019年のラグビーワールドカップのそれぞれの組織委員会が、大会の成功に向けて連携していきましょう、準備を進めていきましょうという協定を結びましたが、これについての大臣の受け止めと期待のほどをお聞かせください。
(大 臣)
オリパラ基本方針にも、ラグビーワールドカップ2019と関係する施策については連携して準備を進めることとしてありますので、より具体的にその項目が明らかになり、しっかり協定が締結されたというのは非常に歓迎すべきことと思っております。政府としても、共通する取組についてはできる限り効率的、有効的に連携が図れるように準備を進めてまいりたいと思います。
(記 者)
先日、今村元復興大臣が失言により交代されましたが、同じ閣僚としての受け止めをお願いします。
(大 臣)
福島県に関して私は、環境大臣という立場で復興に携わらせていただきましたし、宮城県、岩手県、栃木県、茨城県、千葉県の皆さんとも、放射性物質が付いてしまった土などをどう処理するかということで色々と議論がありました。まだ進行中の作業ではありますが、そうしたものと日常隣り合わせにいて、まだ暮らしがままならない、元の生活を取り戻せない方が沢山いるということを我々閣僚の一人一人が自分のこととして考えなければいけません。これは、安倍内閣の閣僚になった者は最初に総理から聞くことですので、なぜこういう発言になったのかというのは非常に残念です。吉野復興大臣に関して言えば、福島のことで吉野先生にいろいろ御指導頂き、連携して進めてきましたので、大変期待をしてお頼り申し上げたいと思います。我々も復興五輪をしっかりと心に留め連携して取り組んでいきたいと思います。
(記 者)
昨日のスポーツ議連の総会で、ドーピングの防止法案が了承されました。来月からは通報窓口というのを設置し、支援していくという流れになっていますが、こういう国の支援を含めた取組の受け止めをお願いします。
(大 臣)
アンチドーピングということについては、今回のリオデジャネイロで非常に皆様の世界的な関心が高まった課題であります。我が国はやはりクリーンな大会を実現したいというのを私も思っておりますので、国会議員の皆様方の間でこのような議論が進んで一つの形になろうとしていることは歓迎したいと思います。是非とも法律を提出された暁には、クリーンな大会の実現に力を発揮してくれるものになる期待を申し上げておきます。
(記 者)
イスラエルでお会いになる予定の方はどなたかいらっしゃいますか。
(大 臣)
今回、サイバー庁長官のマタニアさん、それからサイバースパークと言い、イスラエルがスタートアップネーションであることは皆さん御承知だと思いますが、そうしたセキュリティも含めたスタートアップに対して国家が大きなセンターを設けて支援をしているので、その状況を拝見してこようと思います。
それから、サイバー関係の企業について、イスラエルの企業グループと同時に、日本からイスラエルの企業に投資をするなど関係を持って連携している企業にも話を聞きたいと思っております。そして、アレックス・ギラディIOC委員にもお目にかかります。
以上
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