平成29年3月3日
閣議後定例記者会見
1.冒頭発言
2点ありまして、1点は、このところずっと色々な文化人の方や、芸術家の方とお会いしていますが、東京大会の盛り上げに向け、今度は三越伊勢丹社長の大西 洋さんと6日17時15分から意見交換をさせて頂くことに致しました。
御承知の方もいらっしゃると思いますが、三越伊勢丹は、「this is japan.」ということをメッセージとして掲げ、2011年から日本の伝統・文化・美意識がつくり出す価値を現代的に再認識して提供するという試みを続けています。去年マレーシアに、日本の物や文化を紹介することをメーンにした店舗の展開をし、海外での発信についての感度も高いということです。今回は東京大会に向け、我々の文化を内外に向けて発信するという関係からお話を伺いたいと思います。
もう一点は、ホストタウンの取組に関してです。継続して自治体の皆様のお話を伺ってきましたが、我々自身が更にコーディネーションの力を強化するということを念頭に置き、お試しでうちの職員を自治体の方たちと一緒に欧州、及び台湾に派遣させて頂きます。競技団体や政府の関係者の皆様と直接話をして、情報収集するという事をやらせて頂きます。我々から物理的に距離が遠いとなかなか情報も集まらないということが概して言える、より遠い国と、今後やっていく上でどういうことができるかという一つの学びをまずここで得たいと思います。
こちらからは以上です。
2.質疑応答
(記 者)
昨日の委員会の答弁の中で、霞ヶ関カンツリー倶楽部のゴルフ場に関連して、招致の際の細かい経緯について調査をするというような御答弁をされましたが、その具体的内容やスケジュールなど決まっていることがありましたらお願いします。
(大 臣)
昨日のうちに、うちの事務方には調査をしてくださいとお願いしました。スポーツ庁が以前聴取をした時は、東京都と霞ヶ関カンツリーとの間で、この件について言った言わないという状況になったままであるという事なので、そういう状況ではなく、当時のやりとりをしっかり把握してもらいたいと思います。
このプロセスに関しては、やはり東京都が当時招致をしたので、東京都にもしっかり協力して頂き、お互い連携して、スポーツ庁を中心に調査を徹底して頂きたいとお願いしました。
できるだけ早く結論を出して頂きたいと申し上げておりますが、デリケートな時期でもあるので、後でもめることのないように、クラブ側も丁寧に、そして着実に少しずつでもいいから進んでもらいたいと思います。
(記 者)
森友学園についてですが、国有地の売却について自民党の鴻池議員に仲介を働きかける等、政治家の関与が明らかになっており、国会で論争が続いていますが、大臣の受け止めをお願いします。
(大 臣)
どういう形で関与されたのかということについては、それぞれの議員がきちんと説明し、御自身の責任で明らかにするべきことではないかと思います。
(記 者)
今回、面会記録などの資料が一部破棄されたりしており、野党から参考人招致を求める声が上がっています。事実解明に向け、政府の説明責任や文書管理のあり方などについてどう思われるかということと、参考人招致への対応についてどのように思いますか。
(大 臣)
参考人招致のことは、国会でよく議論し、どうするか決めていただければありがたいと思います。
どのような経緯で対応したか私自身よく知りませんが、もし紙がなければ、お互いの記録をたどってどうしたのかということを、役所からきちんと分かるように説明していただきたいと思います。
以 上
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