平成29年2月7日
閣議後定例記者会見
1.冒頭発言
おはようございます。こちらから何か発表することは特にありません。ありがとうございます。
2,質疑応答
(記 者)
東京五輪のゴルフが開催される埼玉県の霞ヶ関カンツリー倶楽部で、今日、理事会が開かれます。男女の会員資格について同等性を巡る議論がされると思いますが、この議論、結果について大臣の期待があればお聞かせください。
(大 臣)
今日、議論されるかどうかというのは理事会でお決めになることだと思いますけれども、前回、国会でも、また記者会見でも申し上げましたとおり、IOCの懸念というものをしっかり受け止めていただきたいということが私の思いでございます。既に、先週の金曜日に組織委員会とIGF、国際ゴルフ連盟ですね、それからJGA、JOCと4者で申入れをしていただいたということで、組織委員会にもIOCから直接レターがあったということですから、相当に重く受け止めてくださっているという認識を持っております。いずれにしても、プライベートのクラブですので、理事会で御議論をいただいて、会員の皆様に御納得いただかないといけないというプロセスがありますから、是非ともしっかりと受け止めていただきたいというのが私のお願いです。
(記 者)
国内の大学や研究所などで、昨日、多数のハッキング事件が相次いで起きているということが明らかになり、昨日は大臣の事務所のホームページも改ざんされる被害がありました。サイバーセキュリティ戦略本部の副本部長も大臣はお務めしておりますが、今回の一連の事件を受けて、教訓や対策などがあればお聞かせください。
(大 臣)
警視庁のサイバー攻撃特別捜査隊から私の事務所に御連絡を頂きまして、改ざんに対応することができました。このウエブを管理するソフトウエアの脆弱性が、既に公開されていたということですが、残念ながら管理者の方が気付かなかったのかどうかにつきましては、今、私どもの方で確認をしているところです。自分がユーザーとして、ウエブサイトの管理をお願いしている立場として、そのような情報がたとえ公開されていたとしても、専門家ではない人間がそれに気付くということは非常に難しいということが改めて分かりました。となりますと、ウエブサイトを管理していただいている事業者の皆様方が、善管注意義務をしっかりと果たしていただかないと消費者を守ることはできないのだという認識に立ちましたので、消費者は何ができるのか、また、専門家の方々にどういうことをお守りいただくのかということを、改めて整理をすることが必要だなと思いましたので、そのように役所にお願いをいたしました。
(記 者)
大臣の所管とは直接関係ないですが、千代田区長選で小池都知事が応援する現職の石川区長が大差で勝利するというのが一昨日あったんですが、ここまで大差がついた結果について、大臣はどのように分析していたでしょうか。
(大 臣)
大変熱心に応援をされているという様子はメディアで拝見をしておりました。恐らくですけれども、自民党の支持者の皆様も大変多く現職を応援されたということでありますので、私ども、東京都連で選んだ候補者なり、そのプロセスなりをもう一度点検する必要があるだろうと思っています。
(記 者)
今日、衆院予算委員会で集中審議が行われる文部科学省の天下り問題ですが、歴代の上層部も認識した上で脱法的なあっせんの仕組みづくりを文科省が主導していた可能性が強まっていますが、受け止めをお願いします。
(大 臣)
正直、まだそんなことをやっていたのかという思いで愕然としています。恐らく、私たちの部署にいる文部科学省の皆様方は、もう帰るところがないつもりで頑張っていただいていると思いますけれども、御自分たちで道を切り開かれると思います。
(記 者)
総理は必要なことは何でもやるとおっしゃっていますけれども、政府として今後どのように対応していくべきだとお考えでしょうか。
(大 臣)
まずは徹底して、もう一度よくチェックをすることだろうと思います。仕組みが残っていたわけですから、まず、そういう仕組みをつくれない状況にきちんと持っていくことだと思います。
(記 者)
昨日、有識者の検討会議で、東京オリンピック・パラリンピックのマスコットを一般公募することが決まりました。大臣としてはどんな作品が応募されることを期待されますか。
(大 臣)
やっぱり各オリンピック・パラリンピックのマスコットというのは、競技で感動した思い出とともにずっと残っていくものだと思いますので、日本らしい和の、和というのは和風というだけじゃなくて、和って和えるという言葉にも使いますよね。いろんな我々の先端の文化だったり、伝統だったりというものを、調和させた私たちの文化の象徴になるようなマスコットが選ばれればいいなと思います。
以 上
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