平成29年1月20日
閣議後定例記者会見
1.冒頭発言
おはようございます。すみません、今日はこちらからの発言が多いので、なるべく速くお話しします。
まず、14日から19日まで行ってまいりましたイギリスのロンドンとスイスのダボスのご報告でございます。
ロンドンには、もう皆さまご承知のとおり、2012年ロンドン大会の成功に何を学ぶかということで行ってまいりました。とりわけ「3年半前の時点でどうでしたか」ということを中心に、その当時大臣だったという方にもお目にかかって、お話をうかがってきた次第です。特に政治家だけではなくて、政府の実務責任者にお会いして、どういうプログラムをどの時点から展開したかというようなことについてうかがいまして、大変勉強になりました。加えてサイバー空間を含むセキュリティ関係者にも会談をお願いして、実務的にかなりいろいろと教えていただいた次第です。
ダボス会議は、何人かの大臣が参加されましたが、私は特にスポーツ、あるいは東京大会が国際的にどんな貢献をできるかということについて、皆さまにお話をしてきた次第です。Sport for Tomorrowはオリンピックの理念にも合致した非常にすばらしいプログラムなのですが、まだまだ認知度が低いので、これから更にプッシュしていきたいという思いで話してまいりました。
3年半前の時点というのは、いよいよこれから作業を加速させるタイミングであるというのが総体として得られた認識ですので、ここからエンジンを吹かしていくといいますか、更にアクセルを踏み込んでいくというような思いで取り組んでいきたいと思います。
それから、オリパラ関係予算の話を次にしたいと思います。オリパラ関係予算は、各省庁が基本方針に基づいてオリパラ関係の施策の実効性を担保して、その進行管理に資するようにということで、平成29年度分を取りまとめさせていただきました。
総額はおよそ201億円でございます。これは特措法が成立し推進本部が設置された昨年度からやっていることでありまして、平成28年度はご承知のとおり補正もありましたので、本予算が167億、補正が163億、今回の平成29年度が201億ですので、累計しますと531億円ということになります。詳細については事務方に聞いていただければと思います。
それからもう一点、ホストタウンの皆さまに順次お話を聞いてまいりましたが、第3回ということで、23日月曜日に意見交換会を行います。
今回は非常にユニークで、一つの国を招致するのに、二つのまちが協力して行っているというケースであります。しかも、宮城県蔵王町と茨城県常陸大宮市ということで、ちょっと距離は離れているのですが、お互い大変深いつながりがあるので、ここはお互い手を携えて、この国のためにやっていこうということで、取組をされているそうです。なかなか競合して難しい思いをしていらっしゃる方もあるそうで、いい例になるのではないかと思いましたので、お話を聞く予定にしております。
以上です。
2.質疑応答
(記 者)
東京五輪の三者協議の今後のスケジュール感について、何か分かることがありましたら、教えていただけますでしょうか。
(大 臣)
私自身が、トップのレベルでやることについて、何か具体的に聞かされているということはありません。ただ、事務方で今それぞれの関係自治体と個別の作業チームを作って、どういう仕事が必要なのか、それからこれまで一体どういう話をしてきたのかということの整理をやっていただいて、これには国も当然入っているわけですが、この作業は2月の中旬に取りまとめをするということを聞いておりますので、それとの見合いできっちり中身のあるトップレベルの協議ができるようにという思いでございます。
(以 上)
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