平成28年12月9日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言
 まず、こちらから一つお話がございます。ホストタウンの第三次登録についてです。今年の10月28日に第三次の登録申請を締め切りまして、65件の新規の申請をいただいておりました。一方で継続審査扱いとなっていたものが36件ありまして、これは合わせて内容の審査を行ったところ、新たに47件のホストタウンの登録をすることにいたしましたのでご報告させていただきます。今、現段階でホストタウン登録は138件になりました。順調に増加してきております。是非、東京以外の地域の皆さまにオリンピックに参加していただく、スポーツ交流や国際交流はもちろんですけれども、まちづくり、ユニバーサルデザイン、文化の発信、産業面での地域の活性化に活かしていただきたいと思っておりますので、われわれもアドバイス力を向上させていきたいと思っております。引き続きご参加をお待ちしたいと思います。よろしくお願いします。

2.質疑応答
(記 者)
 今月内にもう一度、4者協議が再び開かれるとの報道が出ていますけど、現段階で大臣の方でどういった形で、どういったことを議題に集まられるかなど何か把握されていることがあればお願いいたします。
(大 臣)
 全く何も聞いておりません。正直正式なご連絡は何一つないので、今お答えすることができませんが、いずれにしても私は4者協議という枠組みは非常に有効だったと思っておりますので、アジェンダ2020を実現するという意味において、またわれわれの観点から持続可能で国民に祝福される大会をやるという面でも、いい協議の場が設定できれば、引き続きやらせていただきたいと思います。
(記 者)
 日曜日に、五輪のメーン会場となる新国立競技場の起工式があります。いよいよ本体着工ということになりますが、大臣のご所感と、あと大会後の運営についてなんですけれども、政府の方ではコンセッション方式も含めた民間事業化も検討されていると思います。新国立をレガシーとして活かしていくために、どのように運営されることが望ましいとお考えでしょうか。
(大 臣)
 まず、ようやく槌音を上げられるときを迎えて大変うれしく思います。それと同時に、きちんと工期までに安全に、かつ国民の皆さまにも納得していただける形で、経費の面も含めて最後まで工事が進むことを、私どもの立場からしっかり管理・監督させていただきたいと思います。レガシーとしてどうしていくか、どのような運営をしていくかということについては、文科省の水落副大臣のところでもご議論をしていただいております。有明でも「民の力を使ってはどうか」という考えが出ておりましたけれども、スポーツ施設について、今後東京全体で地域に敷衍していけるような運営の在り方のいいモデルができれば望ましいと思っております。
(記 者)
 一部報道で、今日、新聞報道の方には別の話にはなってしまうんですが、ハンドボールとセブンズラグビーの被災地開催もというようなのがありましたが、何かお聞きになっているかということと、もし可能だったらご所見を。
(大 臣)
 まだ何も聞いておりません。報道は承知しているという状況です。どのような議論をされるのか、まだ全く私どもには入っておりませんけれども、一般論として、被災地の皆さまにオリンピック体験を得ていただける機会というのは多い方がいいと思いますし、また期待も高まっていると思いますので、きちんとしたコミュニケーションが図られることを望みます。

(以    上)