平成28年10月18日
閣議後定例記者会見
1.冒頭発言
こちらから特に発言はございません。
2.質疑応答
(記 者)
ボート・カヌー競技について、IOCの方で海の森での実施が難しい場合には韓国で開催することも検討しているという報道があります。開催国としてはあくまでも国内での実施が望ましいというお考えでしょうか。
また、本日のバッハ会長との会談で、会場計画の変更についても話し合う予定はありますでしょうか。
(大 臣)
会場の変更については基本的には開催都市が決断をされることですので、私どもから何か申し上げるということはございません。バッハ会長がもしお話しになれば、それは東京都がご判断されるのを国としても判断されてからバックアップをする立場だということをきちんとお伝えしたいと思っています。
「アジェンダ2020」というIOCのお出しになっているオリンピック改革案の中に、国境を越えて開催するということも挙げられていると私は認識しています。そうした中で出てきたのかどうかというのはちょっとよく分からないので、私どもでできる確認はさせていただきたいのですが、その話が本当に出ているのかどうか、ちょっと真偽のほどはよく分からないというのが現状です。
(記 者)
先日、長沼ボート場を要望している宮城県知事に対し、組織委員会の方から九つの問題点が指摘されましたが、それに対して宮城県は、更にその九つの問題点について反論されました。丸川大臣、もしそれをご覧になっていましたら、ご認識を伺いたいと思います。
(大 臣)
仔細に一点一点確認したわけではないのですが、問題点というよりは、乗り越えるべき課題ということだろうと思います。ですので、それはもしご希望されているのであれば、どちらが希望しているのかちょっとよく分からないですけれども、お互いにきちんと話をするということが大事ではないかと思います。
(記 者)
今日午後にはIOCのバッハ会長と面談を予定されていると思うんですけど、大臣の方から会長に対してお伝えしたいこと、要望などあれば教えてください。
(大 臣)
まず、われわれは要望する立場かと言われるとちょっと違うなと思います。要望というよりも、バッハ会長とはリオでお目にかかって、「今度日本においでになることがあれば是非お目にかかりたい」ということは私の方からも申し上げておりまして、それが実現したというのが今回の会談です。
おそらく、離れたところでいろいろと聞いておられて心配もしておられると思うので、「われわれはオリンピックを成功させる」、「東京大会を成功させるというところではみんな心は一つである」ということ、その道筋をどうするか、一つの山の頂点に向かってどの道を登っていくかということで、いろいろと相談をしているところなので、大会の成功という点においては必ず強力な連携を敷いていくので安心していただきたいということをお伝えしたいと思っています。もちろん国は国の役割として、都と組織委員会の決断や判断をしっかりとバックアップしていくということは私の立場から申し上げることです。
(以 上)
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