平成28年10月14日
閣議後定例記者会見
1.冒頭発言
こちらから今日は特に発言はありません。
2.質疑応答
(記 者)
おはようございます。競技会場の整備費についてお尋ねします。
昨日、遠藤前五輪大臣がボートとカヌー(スプリント)会場を東京都から宮城県登米市の長沼ボート場に移した場合の整備費について、「都の負担を減らすために国税を投入するのは国民の理解を得られない」と発言しました。一方で、都の調査チーム統括役の上山さんは昨日弊社のインタビューに対して、「都外に整備される競技施設の費用負担に関して、地元自治体に加え国も補助金を出すなどのルールが必要だが、国が1円も出さないと言っているので話が前に進まない」と批判しました。この問題について、大臣はどのように今整理されていますでしょうか。
(大 臣)
正にこれから整理する話でありまして、当初の立候補ファイルのときは、恒久的な施設、は東京都がつくりましょう、仮設については組織委員会がやりましょう、国はバックアップをしましょうということです。国立競技場は当然国ということになるわけですが、これは招致ファイルのときの経緯も含めて、今、国立競技場の負担が決まっていると理解をしております。
ですので、これから組織委員会と東京都の間で、この仮設と恒久施設の分担についていろいろご議論されると理解していますので、その議論も踏まえた上で、どのような役割分担なり、費用の負担が必要なのかということを、これから正に議論するのだという思いです。
(記 者)
東京都へのヒアリングなんですけれども、7日に一度されたと思いますが、その後の進捗状況はいかがでしょうか。
(大 臣)
特段その後は。「まだ決まっていません」という話で、事務方の案が決まったら、今度はそれを小池都知事にお見せになって、それについて小池都知事が判断するということですので、その進み具合をまた教えていただくという状況です。
(記 者)
それを受けて、また次回のヒアリングなども設定するという…。
(大 臣)
そうですね。最終的に小池都知事が判断されるのがどのような内容になるのかということを聞くのが、一番いいのかなと思います。
(記 者)
あと、ちょっと全く話が変わるんですけれども、全ての閣僚の皆さんにお聞きしているのですが、来週の17日から20日まで、靖国神社で秋季例大祭がありますが、参拝のご予定はありますでしょうか。
(大 臣)
今のところ、予定はありません。
(記 者)
分かりました。今年の8月には参拝されたと思いますが、秋には参拝されないというのは、日中韓の関係などを考慮してという…。
(大 臣)
毎年、私は夏にお参りに行っておりますので、毎年と同じようにするということです。
(記 者)
来週、IOCのバッハ会長が来日するかと思うんですけれども、小池都知事と会談する予定があるというふうに思うのですが、丸川大臣の方はお会いになるご予定というのはありますでしょうか。
(事務方)
今、日程調整中です。
(大 臣)
日程調整中だそうです。
(記 者)
調整がつけばお会いになって、お話しするという…。
(大 臣)
はい。もし日程がうまく合うようであれば、お会いしたいと思います。
(記 者)
それは会談という形で。
(大 臣)
会談というか、ご挨拶みたいなものですね。
(事務方)
直接お会いいただければということですね。
(記 者)
こちらから申し入れているという形ですか。
(事務方)
いや、先方から、是非お会いしたいというオファーを頂戴しています。
(大 臣)
リオでもお会いしましたので、そのとき、「また日本に行くことがあれば会いましょう」というお話をいただいておりました。
(記 者)
直接はこれから東京都が判断されるという話ですが、大会組織委員会で先日、長沼のボート場に対して、九つの懸念というか課題を、インフラだとかレガシーの問題だとか、懸念の部分を示されていましたが、もし今の時点で大臣が何か懸念で共感される部分とか、ご感想とか、もしありましたら。
(大 臣)
組織委員会から聞いている話は、まず「村井さんが来ました」ということと、「村井さんによると『これから小池さんに説明をする内容を聞いていただきたいので来ました』とのことだった」ということで、特段何かご要望があって来たというスタンスではないと説明されたとうかがっておりますので、私たちが特段それで何か判断をするだとか考えるだとかいう話ではなかろうと思います。
(記 者)
大会組織委員会側の、その課題、長沼に対しての課題について、もし何かあれば。
(大 臣)
国会の答弁でも申し上げましたけれども、やはりパラリンピックへの対応ということは非常に重要であると思っています。
パラリンピックでわれわれ健常者が気付かないような、ちょっとした道のコンディション、トイレの中で転回できるかどうか、あるいは体温調節が難しい方がいらっしゃいますので、そういったところへの配慮等々をきちんとしていただくことが重要であるというのは、長沼に限らずあらゆる競技で、もしオリとパラとどちらもやる競技であれば大事なことですので、その視点は是非持っていただきたいということは思っております。
(以 上)
|