平成28年9月30日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言

まず、今朝の第6回関係閣僚会議の開催について、ご報告を申し上げます。
会議では、新国立競技場整備事業の第U期事業契約と、大会後の運営管理に係る論点整理の二点を審議しました。
第一の新国立競技場整備事業の第U期事業契約については、JSCの大東理事長から新国立競技場整備事業の進捗状況についてご説明をいただきました。 その上で、大東理事長からは「JSCとしては技術提案等審査委員会も経てJVとの見積合わせの結果、JVの最終見積価格が提案事業費を超えないということを確認し、かつ、JSCとしても妥当であると考えるので、JVと第U期事業契約を締結したい」とご説明がございました。
関係閣僚会議では、JSCにおける契約プロセスが適切になされたことの点検を完了いたしました。これを受けて、先ほどJSCからJVに対して契約の相手方として特定した旨の通知を行いました。この際の見積価格は、第T期事業契約分も含めて工事費が1,489億9,992万1,200円、設計・監理費が39億8,584万5,840円となっております。
第二の議題ですが、大会後の運営管理について文部科学大臣のもとに設置した検討ワーキングチームの論点整理についてご報告がございました。
関係閣僚会議としては、今後この論点整理をもとに文部科学省において引き続き検討を進めることといたしました。
私の方からは今後、建設工事も着工いたしますので、関係閣僚会議については整備計画も踏まえて、定期的に、適切に点検を進めていきたいということを申し上げております。
本日の関係閣僚会議の詳細については、後ほど事務方からブリーフィングさせていただきますので、質問ございましたら是非よろしくお願いします。いよいよ新国立競技場の契約、第U期事業契約が進んでいくということになりますので、是非とも新国立競技場が2020年東京大会のメインスタジアムとして世界の人々に感動を与える場になるように、着実な整備を図って大会の成功に結び付けたいと考えております。
以上です。

2.質疑応答

(記 者)
五輪の事業に関しては、なかなかその役割分担の見直しなどが進む中、国の主な役割は新国立競技場が来月から準備工事も始まるということで、プロセスについて改めて順調なのかとか。
(大 臣)
はい、内容についてJSCにおいて専門家がきちんと点検をした上で、見積額がその技術提案の額を下回るということで確認をされたそうですので、そのことをもってしっかり前に進んでいるという確認をした次第です。
(記 者)
19年11月の完成ということで順調に進んでいる。
(大 臣)
そうですね。これから何もないことを祈りますけれども、大きな出来事がなければ順調に進んでいくものだと思っております。しかし、定期的な点検は怠らないようにしたいと思います。