平成28年8月15日
閣議後定例記者会見
1.冒頭発言
それでは、まず私のほうから発言させていただきます。
ブラジルに出張してまいりました。皆さまはそれぞれ既に報道等でご承知かと思いますけれども、リオデジャネイロのオリンピックの開会式に出席し、その後いくつか競技を見てまいりました。期間としては8月4日から9日まででございました。選手村とハイパフォーマンスサポートセンター、それから日本政府も共催しておりましたレセプションに出席いたしまして、バッハ会長、コーツ調整委員会委員長等々にも今回初めてご挨拶をさせていただきまして、「オリンピックファミリーへようこそ」ということで歓迎のご挨拶をいただきました。それから、ブラジルのスポーツ担当大臣主催のレセプションにも出席しまして、各国の大臣にご挨拶をさせていただいてまいりました。
実際に競技会場では、警備体制、運営の状況、また周辺の交通の渋滞の状況等を見てまいりました。特に仮設の競技場を多用している点が今回のオリンピックの特徴だと思いますが、観客席が非常に簡素なものでありまして、地震が多い私たちの国で同じことが通用するかどうかというのは大変不安だと思っています。私たちの国なりの仮設競技場のセットの仕方というのがあるなという思いを持ちましたので、これについてはよく精査をして検討したいと思っています。
そのほかいくつか気になる点等はありましたけれども、これから小池都知事もいらっしゃるようでありますので、よく現場をご覧になった後で、どのような意見交換ができるかなと思っております。我々が得た感覚というものも都知事と共有をさせていただきたいと思います。
以上です。
2.質疑応答
(記 者) おはようございます。まず、リオオリンピックですけれども、テニスの錦織選手が、この種目で96年ぶりとなるメダルを獲得されました。この受け止めをお願いします。
(大 臣) 大変うれしいです。よく頑張ってくださいました。やはりメダルがあるとないとでは、私たち国民にとっても喜びの大きさが随分違うと思います。何より、錦織選手がご自身で一つ大きな歴史的達成をされたということで、これからまた、これをバネに大きく成長していかれるのではないかと期待しているところです。
(記 者) アイドルグループのSMAPが年内で解散すると発表されました。SMAPは、昨年11月にパラリンピック応援サポーターというのに就任されていたようですけれども、この応援の活動も終了となるそうです。これについて受け止めをお願いしたいのと、今後個人として活動されるということですが、それぞれのメンバーにどういった応援の関わり方を期待されますでしょうか。
(大 臣) 私も前職時代、いろいろなところでご一緒させていただいて、国民的に人気の高いアイドルグループでいらっしゃいましたので、パラリンピックを応援してくださるということについては大変な期待を持っておりました。このたびこのようなことになってとても残念に思っています。特に、パラリンピックの競技団体の入っているオフィスのオープニングにもおいでいただきましたし、それから「パラ駅伝 in TOKYO 2015」というものにも応援をいただいたりして、「SMAPのPはパラリンピックのPだ」とまで言ってくださっていたものですから、これまでにないない盛り上がりをパラリンピックでも出してくれるだろうと思っておりました。これからそれぞれに活動されていくということですけれども、こうしてパラリンピックに関わる機会を持っていただきましたので、これからも是非一緒に選手たちを、またパラリンピックを応援していただく存在としてご活躍いただきたいと思っています。
(記 者) 本日、昭和20年から71年が経ちました終戦記念日になりますけれども、大臣ご自身は、本日、靖国神社に参拝されるご予定というのはございますでしょうか。
(大 臣) それは、個人として適切に判断したいと存じます。
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