平成28年3月18日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言

昨日、日本陸連がリオデジャネイロ大会のマラソンの出場選手を発表いたしました。佐々木悟選手、北島寿典選手、石川末廣選手、そして伊藤舞選手、福士加代子選手、田中智美選手です。やはりマラソンはオリンピックの華ですから、すばらしい成績を残していただいて、そしてそれをまた、次の東京大会へつなげていただきたいと思っています。
私からは以上です。

2.質疑応答

(記 者)
 幹事社から1問質問します。
プロ野球の賭博問題について、お伺いします。読売ジャイアンツに続いて、阪神、西武、ロッテ、ソフトバンク、広島の各球団で、試合前の「声出し」と呼ばれる行為をめぐって、選手間で現金のやり取りがされていた問題が発覚しました。
野球がオリンピック競技への復活を目指す中、懸念もありますが、大臣の所感をお願いします。
(大 臣)
 大変残念ですし遺憾に思っています。
NPBでも既に本年1月に、野球に関する個人相互間の金銭の授受を全球団で禁止をしているというようなことを聞いておりますから、球団、選手、関係者においてはこれを徹底し、もう一度しっかり襟を正して信頼回復に取り組んでいただきたいと思っています。
また、再発防止策をしっかり行っていただきたいということを、改めてNPBにお願いをしたいと思います。
(記 者)
 新国立の椅子の問題ですけれども、先月に自民党から要望があって、もう1か月近くになりますけれども、その後の検討状況はいかがでしょうか。
(大 臣)
 御要望を頂いて、そこは私たちもいろいろ考えなければならないと思っていますが、まず今、もちろん財源の問題もあるでしょうし、また、今基本設計をされておりますから、少し皆さまの御要望を踏まえながら、少し時間をかけて対応していきたいと思っております。
(記 者)
 5月末の基本設計の段階では、必ずそこの結論が出ていなければ、やはり日程的にも厳しいという立場で変わりはないのでしょうか。
(大 臣)
 プラスチック製から木の椅子に変えるということについては、変えるかどうかも含めてですが、皆さまのそうした盛り上がりがあれば、検討すると思いますけれども、多分5月末までにということではないのだろうと思っております。
(記 者)
 政府のオリパラ事務局の企画官の公募が一昨日から始まったと思います。昨年夏には参事官二人を公募したわけですが、昨年に続く今回の公募の狙い、担当分野、発令の時期、大臣の期待をお聞かせください。
(大 臣)
 昨年7月に羽生参事官と清水参事官が公募に応じて、私たちの仲間として参加をしていただきました。
二人とも大変意欲を持って取り組んでおられますが、単なる人事異動で来たという人、これはこれでもちろんしっかり仕事をされていますが、自分で「やりたい」と言って意欲を持って来られた人というのは意識も違いますし、羽生参事官、清水参事官ともに大変意欲的に仕事をされております。今回もどちらかというと、感染症、暑さ対策、あるいは受動喫煙など、どちらかというと厚生労働省的な仕事になるのだと思いますが、そういう意欲を持った人に是非手を挙げていただいて、そして仲間に入っていただければ、有り難いと思っております。
(記 者)
 発令の時期というのは、具体的に大臣の中の頭にありますか。
(大 臣)
 公募期間が16日から2週間ですが、公募が終わればすぐに選考をしていただいて、そして、気持ちではもうすぐにでも発令していただきたいと思っております。