経協インフラ戦略会議
令和6年6月5日、林内閣官房長官は、総理大臣官邸で第57回経協インフラ戦略会議を開催しました。
会議では、新戦略の骨子について議論が行われました。
林官房長官は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「本日、『インフラ海外展開戦略2025』に代わる、2030年を見据えた新たな戦略の骨子を決定いたしました。
従来のインフラの概念を超えまして、新たな領域においても、官民が連携して挑戦し、我が国と世界の持続可能な成長に貢献するとともに、日本企業の存在感を高めていく必要がございます。
世界のインフラ市場の需要が引き続き伸張することを念頭に、本日御議論いただいた新戦略の骨子におきましては、稼ぐ力と国際競争力を高め、相手国のニーズに応え、共に創っていくこと、国益をより強く意識し、経済安全保障を確保し、グローバルサウスの成長市場を取り込んでいくこと、そしてグリーン・デジタル等の社会変革へ機動的に対応し、成長へつなげていくこと、これらが示されました。
今回決定した骨子を軸に、新たな戦略が、従来の取組を超え、時代の変化にあった新たなものを積極的に取り込み、充実した中身となるよう、引き続き、司令塔である内閣官房と関係府省庁が緊密に連携し、政策対応の具体化を進めてください。
また、本年は、今後も太平洋・島サミットを始めとする多くの外交機会が予定されております。我が国が先頭に立ち、同志国やグローバルサウス諸国と緊密に連携し、世界の新たな市場を共に切り拓(ひら)いていく決意で臨んでください。」