男女共同参画会議
令和6年5月31日、林内閣官房長官は、総理大臣官邸で第72回男女共同参画会議を開催しました。
会議では「女性活躍・男女共同参画の重点方針2024(女性版骨太の方針2024)(原案)」等について議論が行われました。
林官房長官は、本日の議論を踏まえて、次のように述べました。
「本日は、『女性版骨太の方針2024』の原案について御議論いただき、ありがとうございました。
我が国の女性活躍・男女共同参画は、道半ばの状況でありまして、女性の登用が進んでいない企業に対する支援の強化や、各地域における女性の参画拡大などが求められています。
本年の『女性版骨太の方針』では、人材の育成を軸とし、まず企業等における女性活躍、そして、女性の所得向上・経済的自立、また、個人の尊厳と安心・安全が守られる社会の実現等の重点事項を掲げております。
また、その具体策といたしまして、昨年定めたプライム市場上場企業の女性役員比率目標、2025年19パーセント、2030年30パーセントの達成に向けた人材育成の強化、女性活躍支援のための経営層・管理職へのアプローチ強化、育児や介護、女性特有の健康問題と仕事の両立支援、地域における女性リーダーや担い手の育成、能登半島地震を踏まえた男女共同参画の視点に立った防災・復興、そしてDV(ドメスティック・バイオレンス)対策や性犯罪・性暴力対策の強化、などなど、今正に取り組むべき施策を盛り込んでおりまして、近く、政府の本部で決定をいたします。
有識者議員の皆様には、大変貴重な御意見を賜りました。誠にありがとうございます。引き続きの御協力をよろしくお願いいたします。
閣僚の皆様には、来年度は5年間の基本計画の最終年度でもありまして、成果目標の達成や施策の実現に向けまして、『女性版骨太の方針』を含め、しっかりと取組を進めていただくよう、お願いいたします。」