「ノウフクの日」制定記念交流会
令和6年11月29日、林内閣官房長官は、総理大臣官邸で「ノウフクの日」制定記念交流会に出席しました。
林官房長官は、挨拶で次のように述べました。
「本日は「ノウフク・アワード2024」のグランプリに輝いた皆様にお祝い申し上げるとともに、この「ノウフクの日」が始まることをですね、大変うれしく思っております。
私が農林水産大臣、2012年の暮れから務めさせていただきました。今日は当時の次官の皆川さんもいらっしゃっておりますし、副大臣をやってくれた江藤さんも今農水(農林水産)大臣でありますし、その後あべさんにも副大臣をやっていただきました。農政の局長会議というのがございまして、全国の農政局長が東京に来られて本省で報告や会議をいたします。通常大臣は自分の挨拶終わったらさっさといなくなれといって追い出されるのでございますが、ちょっと時間がありましたので、せっかくだから各局の報告を聞こうじゃないかと、こういうふうに申し上げて、各局のお話を聞いておりましたら、複数、結構な局からですね、当時今から10年以上前でございますが、この福祉と農業の連携をやっておられるところがあるんだと、こういうことを聞きまして、これは非常におもしろいのではないだろうかということで、次官や副大臣と御相談をいたしまして、これは政策として推進をしていこうというふうに決めたところでございます。
平成27年当時の厚生労働大臣は塩崎さんでありました。そして、塩崎厚労(厚生労働)大臣にも御快諾いただいて、たまたま農水省のビルと厚労省のビル、隣り合わせでございました。たしかあれは、厚労省の方の駐車場みたいなところを借りてですね、第1回の農福のフェスタみたいなものをやったのが、もう平成27年であります。それ以来、攻めの農業ということでやってきたわけですが、お聞きしますと今取組主体数が令和4年までの4年間で3,000以上増加して、4年度末には6,300件ということでございます。今年の6月は農福連携等推進会議というのを官房長官として議長を務めさせていただいておりますが、そこで2030年度までに、この取組主体を1万2,000以上にするということを定めた新たなビジョンを策定させていただきました。
地域で広げる、未来に広げる、絆(きずな)を広げる、こうした3本柱で各種の施策を広げていこうということで11月29日、今日をですね「ノウフクの日」と、最初何で11月29日なのかなと思って聞いたら、苦心の末、「ノウ」がですね、ノウベンバーの11月と、これはこの間に新嘗祭がございましたけれども、ちょうど収穫が終わった今頃という意味もあるのかなと思って大変うれしく思っております。
今日、菜々屋さんとSTEP UPさんから、いろいろなお話がありましたけれども、地域で広げる、絆を広げるという、こうした新しいビジョンに基づく取組が着実に進んでいるなということを実感させていただいたところでございます。是非、この「ノウフクの日」を契機に、この取組が全国各地に広がりますように、厚生労働大臣や農林水産大臣におかれまして、法務大臣、文部科学大臣と御協力いただいて12月31日までを「ノウフク・ウィーク」ということにいたしまして、イベントの集中実施をしていただいて一元的なPRを行っていただくと。それから新しい取組数の目標に向けて、各施策のフォローアップをしっかり行っていただければというふうに思っております。この後、正に皆様と交流をすることを大変楽しみにしておりますし、そのためにお昼をとらずにまいりましたので、どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。」