小里総理大臣補佐官の宮城県蔵王町、岩手県遠野市、秋田県仙北市の視察
令和6年8月21日から23日にかけて、小里総理大臣補佐官は宮城県蔵王町、岩手県遠野市、秋田県仙北市を訪問し、農泊の先進的な取組の視察や、農業関係者の皆様と車座対話を行いました。
① 蔵王農泊振興協議会
別荘地を中心に秋別荘を活用した宿泊施設と地域資源を活用した宿泊施設と地域資源を活用した体験コンテンツを造成し、月間4,000人の宿泊客の受入れを実現していました。宿泊のリピーターが移住者となるケースも増えてきているということで、令和5年度は23件の移住につながっています。
さらには、宿泊施設の清掃作業など、障害者・高齢者の雇用機会の創出にも貢献する取組でした。
② 遠野ふるさと体験協議会
認定NPO法人遠野山・里・暮らしネットワークが中間支援組織となり、地域の様々な事業者と連携してコンテンツを提供する取組を進めていました。
「ありのままの遠野」を体験することをコンセプトに、「まちぶら」「さとぶら」といった、地域のお菓子屋、雑貨屋などのお店の方々との交流そのものをコンテンツとしており、これらのコンテンツは自動車学校での免許合宿中の体験としても好評を博していました。
空き校舎を改修して作った地域の交流拠点施設では、農家民宿等から日替わりでシェフが料理を提供する取組みなども行われ、農泊を核とした地域活性化が進められていました。
③ 仙北市農山村体験推進協議会
グリーンツーリズムの閑散期の誘客対策として、台湾からの教育旅行の受入れを開始しており、近年では県と連携したタイへの売り込みなど他国にも展開していました。
教育旅行を通じた団体客受入れに加えて、個人の外国人宿泊者の増加にも、協議会を中心に取り組んでおり、HPの多言語化や各農泊施設(農家民宿)で利用できる翻訳アプリの導入などを進めていました。
現在35軒の農泊施設が経営しており、令和5年度はコロナ禍前を上回る16,399人の宿泊者(うちインバウンドは2割の3,276人)を受入れを実現していました。