賃金・雇用に関する視察in愛知県半田市及び名古屋市

 令和6年7月8日(月)に、矢田総理補佐官は愛知県半田市及び名古屋市において、企業等を訪問し、意見交換を行いました。

半田重工業株式会社の視察
 半田重工業株式会社は、1937年に創業したフォークリフト部品と油圧シリンダーの製造専門メーカーですが、事業の多角化にも取り組まれています。
 また、製造工程においては安全衛生活動に力を入れており、リスクアセスメントを中核に、具体的な目標を設定し、具体的な計画の策定・実施及び定期的な見直しを行うなど、日々労働安全衛生の向上に取り組まれています。
 また、賃上げについても労務費の価格転嫁を含め大幅な引き上げを行い、従業員のモチベーション向上を行うとともに、女性やグローバル人材など、多様な人材を積極的に採用することで、組織の多様性と創造性を高めています。
 工場の視察とともに、実施されている取組内容などについて意見交換を行いました。

 
 

中部ろうさい病院
 中部ろうさい病院は、昭和30年に開院し、556の病床、28の診療科を持つ病院です。
 特に近年では、産業構造や社会環境の変化に伴う労働者の疾患や健康問題に対応するため、治療と就労の両立支援に力を入れており、「治療就労両立支援コーディネーター」を中心に多職種が連携しながら治療を続けたい方の支援に取り組んでいます。
 また、女性が気軽に健康不安を相談できる場として女性総合外来が設置されており、精神的なストレスが体調不良の原因になっている場合も含め、他の診療科とも連携し、対応しているとのお話も伺いました。
 病院内の視察とともに、幅広い取組みについて意見交換を行いました。