小里総理大臣補佐官の熊本県天草市・宇城市の視察
令和6年6月5日、小里総理大臣補佐官は熊本県天草市・宇城市を訪問し、各地域での特色ある鳥獣被害対策の取組みの視察を行いました。
① 方原集落
天草市の方原集落では、集落全員で被害防止に対する意識を共有するため、自分たちで集落を歩き被害状況等を落とし込んだ集落マップを作成の上、集落内の防護柵について、それぞれエリアごとに管理責任者を決め、柵に顔写真を載せた管理表を掲載することで責任もった管理を実施していました。鳥獣被害は、平成29年度以降は、ゼロを実現しています。
さらに、集落全員で取り組むことを通じて、集落内のコミュニケーションがより蜜になり、強い連帯感を作ることにもつながったということでした。
② 株式会社イノP
「地域と畑を自分たちで守る」ことができるよう、農業者自らが、「農家ハンター」として野生動物の生態も学び、効果的な罠の設置に役立てたり、野生動物が生息しにくい環境をつくるための「えづけSTOP」の取組みが進められています。
箱罠にICT機器を取り付けることで捕獲の見回り負担を劇的に軽減するスマート捕獲の取組みや、鮮度の良い状態でのジビエ利用を促進するためにも、誰でも止め指しができる体制の構築にも取り組んでいました。
また、鳥獣対策とジビエ、観光、農泊を融合したジビエツーリズムの取組みも進められています。