小里総理大臣補佐官の愛知県豊田市・新城市の視察

 令和6年5月20日、小里総理大臣補佐官は愛知県豊田市・新城市を訪問し、行政と多様な主体の連携による地域公共交通の確保をテーマに視察を行いました。

① JA愛知厚生連足助病院
 足助病院では、高齢者を対象に、健康見守り・移動支援・お出かけ促進を柱とした「たすけいあいプロジェクト」を進めており、移動支援である「たすけあいカー」では、利用者がドライバーにガソリン代の実費相当額を地域で利用できる商品券で支払う、自家用無償旅客運送を活用していました。
 現在では、たすけあいカーなどの事業事務局を担うため地域住民も出資する会社組織を立ち上げ、別途取組みを進める太陽光発電の売電などにより収入を確保しています。

 

② 豊田市役所
 人口減少、高齢化に伴う運転手不足や、財政的制約などの中で、「たすけあいカー」などの共助の取組みを含め、多様な関係者が提供する移動手段を組み合わせ、地域公共交通を持続的なものとしていくことが重要であることについて、意見交換しました。

 

③ JA愛知東
 JA愛知東では、組合員の女性を中心としたボランティア組織において、高齢者の生活支援として、ミニデイサービス事業や、家事援助、配色サービス、認知症カフェ等の様々な取組みを展開しています。
 これまでは、このボランティア組織の会員により、デイサービスの通いの送迎を行っていましたが、会員の高齢化や、デイサービス以外の商業店舗等までの送迎ニーズの高まりを受け、検討を進めていただいている、改善された自家用有償旅客運送制度の活用について、意見交換を行いました。